先月、アイスという単語に過敏な反応を見せた母ですが。
今日はとても良い天気で道産子にとっては暑いくらいだったものですから、施設の近所にあるスーパーでアイスクリームを買って母に会ってきました
定番のおやつを冷蔵庫に入れ、アイスも買ってきたと告げると
「わぁ嬉しい~ 」
と、ニコニコしながら食べておりました。
私と妻の分も買って行ったので一緒に食べていたんですけど
一番嬉しそうにしていたのは妻だったような気がするんですよね、これが
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
先月、アイスという単語に過敏な反応を見せた母ですが。
今日はとても良い天気で道産子にとっては暑いくらいだったものですから、施設の近所にあるスーパーでアイスクリームを買って母に会ってきました
定番のおやつを冷蔵庫に入れ、アイスも買ってきたと告げると
「わぁ嬉しい~ 」
と、ニコニコしながら食べておりました。
私と妻の分も買って行ったので一緒に食べていたんですけど
一番嬉しそうにしていたのは妻だったような気がするんですよね、これが
足が痛い母は、面倒がって室内ですら歩きたがりません。
私達が顔を出したときなど、洗面所から持ってきたものも自分では元に戻さず、2メートルと離れていないゴミ箱にすらゴミを捨てようとしないんですよね。
私達がやるので甘えているんじゃないでしょうか
そのくせ、妻の着ている服の糸が解れているの見つけ、サッと立ち上がってハサミを取り出したりします
妻の病院通いに関してはいつも気にかけているようで、今度の病院はいつだとか、前回はいつで問題はなかったかと聞いてきたりするんですけど
何度も言いますよ。
ええ、何度だって言ってやりますとも。
私だって通院してるんですけどねっ
母のおやつに関しては以前に書いた通りでして、これは好みだろうか、これは気に入って食べるだろうかなど、妻も色々と考えながら買って行ったりするものですから、時には必要以上に多くの物資が届けられたりするんですよね。
前回の訪問の時がそうで、冷凍保存が可能と判明した饅頭、母が好むかと持っていった白玉ぜんざい、今季もそろそろ終わりかと思われる干し芋、その他に定番のキャンディーチーズにチョコレート、いつも食べているドライフルーツと、かなり多めの補充となりました
まあ、子どもじゃあるまいし、あるだけ食べたりはしないだろうと思っていたんですけど
今日の午後、母の施設に行って冷蔵庫を確認すると、あれもこれも食い尽くされており、かろうじて饅頭が2個だけ冷凍庫に入っているではありませんか
あれから一週間、一週間しか経っていないんですよ
いったいどんな勢いで食べているんでしょ
ダメですね。
これからは綿密な在庫調整をして、食べる量を制限しなくては。
まったく、母の思考回路には自制心というものが備わっていないんでしょうか
一時期は極端に低下して私達家族を絶望させてくれた記憶力も戻り、最近では細かな事も問題なく覚えているようになった母ですが、今度はしゃべりにくそうにしていた滑舌も元に戻ってきたようでして。
母と仲良くしていただいているハラダさんですが、その『ハラダ』が言いづらかったようで、普通に話していると
「ハララさん」
とか
「ハアダさん」
になってしまい、自分でも
「うまく舌が回らない」
などと少しイラつきながら
「ハ・ラ・ダ・さん」
と、区切ってゆっくり言ったりしていたんですけど
最近になって会話の中に『ハラダさん』というワードが出てきても、普通の速度で問題なく発音できるようになってきたんですよね
医学的に見て、本当にそんなことってあるんでしょうか
でも、実際に我が母は怪しくなった記憶力も滑舌も間違いなく復活しています。
もしかすると再生能力を持つホヤとかヒトデの遺伝子が組み込まれているのかもしれません
午後から施設に行って母の顔を見てきました。
一昨日の土曜日に施設から連絡があり、料金体系が変わる旨を聞いていたので早いほうが良いだろうと今日にしたんですよね。
様々な物が値上がりしている昨今、食費が上がるのも理解できますし、介護師の待遇改善のための値上げにも文句はありません
むしろ、テレビなどで介護職員の実情などを見るたびに、低賃金にも関わらず激務であることは痛いほど分かっていましたから。
話をした職員さんは、しきりに
「申し訳ありません」
と言っていましたが、申し訳ないのはこちらの方です
定期的に通院している私ですが、持病である発作性心房細動の他にも数値が思わしくなくて薬を色々と処方してもらっています。
まずはコレステロール値。
これは、最初に心房細動の発作を起こした際に通った病院で指摘されたのですが、コレステロール値が高いので食事に気をつけるようにとのこと。
それから 2-3年、妻は本当に良くやってくれました
動物性脂肪の摂取を控えるため、肉を食べるのは月に 2-3回程度
それも低脂肪高たんばく質な鶏のささ身などが主で、たまに豚ヒレ肉を食べるくらいなものですから野菜や魚が中心の料理になります。
そんなに頑張っても、どんなに頑張っても、私の体質なのかコレステロール値は高い水準を維持し、たまに血液検査の結果が警戒レベルに達していました
長く続けた努力もついに限界になり、あきらめて薬を処方してもらうことになった訳です。
薬のおかげでコレステロール値は低すぎるくらい低下し、悪玉が極端に減少して善玉が数倍に跳ね上がる結果となりました。
そんなこんなで、今は元気に肉をモリモリ食べていたりします
以前にも書いた通り、母はチョコレートだのチーズだのを間食しています。
その他にも和菓子などを買っていくこともあるのですが、それは残念ながら日持ちしないので、あまり多くは持っていけません。
母の好物の和菓子を冷凍できないものか我が家で実験してみたんですけど
冷凍したものを解凍して食べてみたところ、風味も食感も問題ないことが分かったんですよね。
先日、次はたくさん買ってきて冷凍庫に入れておくと伝えると、実に嬉しそうな顔をしておりまして
「だからと言ってバクバク食べたらダメなんだからね」
と念を押すと、
「うん」
と、良いお返事をする母です。
妻が
「冷凍庫が使えるんだから暑くなったらアイスも入れておけるね」
と言うと、母の体がピクッと反応し、顔がパッと明るくなりました
どうやら夏場のアイスクリームを凄く期待している様子でして
本当に子どもと一緒です。
いえ、子どもみたいに可愛くなんかありませんけどね
午後から母のところに行ってきました。
施設に着くと、すぐに職員さんと常駐の看護師さんが寄ってきて18日の状況の説明があり、今日はすでに体調が回復して食事も普通にできているなどの報告をしてくれまして
14時になると医師の往診があり、その時には血液検査の結果も聞けるだろうとのことでした。
私も一緒に診断結果をきいたのですが、今回の件は血圧が下がりすぎたのが原因だろうということです。
母は血圧を下げる薬を服用しているのですが、それが効きすぎて意識喪失の直後は上が 80、下が 40しかなかったのだとか。
実際に倒れた時はもっと低かっただろうと
血圧の薬は、服用を開始した直後は理想の数値でも、服用を続けると徐々に効きすぎるようになることも珍しくないのだそうで、母の場合もそれに該当するだろうと服用する量を半分にしたところ、血圧も 130-80に落ち着いて体調も良くなったとのことです。
心臓、腎臓の数値は悪いものの、それは以前からで悪化している訳ではなく、今回の要因ではないとのことでしたので安心しました
まあ、部屋に入って母の顔を見た瞬間に復活しているのは分かりましたけどね
午前中、母の暮らす施設から電話がありました。
何事かと思ったら、すでに回復したものの母は意識喪失となった上に、何度か嘔吐したとのことです
すぐに担当医の指示を仰ぎ、点滴を開始したところ今は少し落ち着いたという報告でして
すぐに駆けつけなければならない状況でもないようですし、医師の診断を受けたらまた連絡してくれるということで一旦は落ち着きました。
そして午後に再度の連絡があり、血液検査の結果待ちですけど、たぶん心臓系ではないかと
また意識がなくなり、救急搬送するような事態にでもなったら連絡をくれるとのことです。
さすがに80を過ぎた超高齢者ともなると、いつ何が起こるか分からないものですね。
こんな時、もしまだ田舎で一人暮らしを続けていたら・・・と考え、施設にお世話になって本当に良かったと心から思いました
もう少ししたら、こちらから施設に電話して母の容態を聞き、夕食は普通に食べられたかなど確認した上で問題なさそうなら母の部屋に電話してみようと思います。
まだ具合が悪そうなら・・・明日にでも行ってみなければなりませんね。
妻が母の日のプレゼントをどうしようか悩んでおりまして。
遠く離れて暮らしていた時はネット注文で花でも送っておきゃあ済んだんですけど、あまりにも近くに暮らしているとそういう訳にもいかないらしく
私としては、別に何もしてやることはないと思うんですけどね。
何もなかったことにして、スルーしてしまえば良いのではないかと
しかし、母が入居している施設では細かくイベントを開催しているんですよね、これが。
間違いなく母の日にも何かしらの行事があると思われ
そうなると母も気づくでしょうからやっぱりスルーするのは難しそうです
妻はちょっと良い物を思いついたようですけど、そういうのは誕生日とかクリスマスとか、大きめのイベントに取っておけば良いのではないでしょうか。
母の日くらいなら好物の菓子でも買って食べさせておけばイイんですよ