入院中の思い出 scene 7

入院中の思い出

まだ意識がハッキリせず現実と夢の中を行き来しているころ、病室の片隅からカタカタ、カチャカチャとパソコンのキーボードを打つような音が聞こえていました。

それは1度だけではなく、何度も、何日も続けて聞こえておりまして

幻聴だろうか 病室内にパソコンがあるのだろうか と、おぼろげながら考えたりしていましたが、気管切開術だったため話すこともできず、まだ意識がハッキリしないので筆談することもままならず、疑問に思いつつも看護師さんに訊くことすらできずに何日間か過ごしていました。

やっと意識が戻り、筆談できるようになった頃にはそのことを忘れていたんですけどね 

ベッドの上でのリハビリが始まり、トイレまで歩いて行く訓練に進んだ際、病室を出た通路のすぐ横にパソコンが置かれているのを見て、あれは幻聴ではなかったのだと認識することができました。

仕事で毎日10時間くらいパソコン操作していましたし、手術前も病室で長い時間ノートパソコンでブログ更新したりしていたので、キーボードを打つ禁断症状が現れて幻聴に襲われたのかと思っちゃいましたよ

そうではなかったと分かり、ほっと胸をなでおろしたりしたものです。

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