入院中の思い出 scene 22 ~吐き気せず~

入院中の思い出

手術前の抗がん剤(PCE療法)は劇的に効いてくれましたが、劇薬を使った割には吐き気に悩まされることはありませんでした

実は覚悟してたんですよ。

妻が化学療法を受けていた頃は吐き気との戦いだったのを知っていますし、
「私は片頭痛で吐き気に慣れてたけど
「でも、弱いんだよね、男子の人って、吐き気とかに
などと、怖いことを涼しい顔で私に言っていましたし

そんな妻の姿を見ていましたから、抗がん剤で吐く、毛が抜けるって当たり前のように考えていたんです。

まあ、ご多分に漏れず毛はごっそり抜けましたけど、今は妻が治療を受けていた頃より格段に吐き気止めの効能が高くなっており、PCE療法を開始した日から終了までの約1カ月間、一度たりとも吐くことはありませんでしたし、胸のむかつきすらありませんでした

食事も朝昼晩と普通に食べられたので、つらい思いは一切ありませんでしたね。

医学、薬学は目覚ましい進歩を遂げており、おかげで私は極端な苦しみもなく手術前薬物療法を終えて、その効果から悪性腫瘍が劇的に小さくなり、壁深達度T4Aのステージ4という死の一歩手前の状態だったにも関わらず、今もこうして生きながらえているわけです。

どこのどなたか存じませんが、ありがたい薬を開発していただき、誠にありがとうございました

ランキングに参加しています。 宜しければクリックしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です