妻も書いていますが、微妙な味はほとんど感じることができなくなってしまいました。
不思議に『甘味』と『酸味』は感じますが、それ以外の『塩味』、『苦味』、『うま味』は感覚が乏しく
なので、食材の味を活かしつつ、出汁のうま味と薄塩、少量の醬油で味付けしたような和食系は限りなく無味に近いんですよ。
以前までは、妻と二人で
「これは美味しいねーっ 」
「これはイマイチだね 」
などと、感想を言いながら食べていましたが、今は一口目、二口目までは少し味がわかっても、食事を進めていくうちに味がしなくなり、最後は味のしないものを無理に流し込んでいるような有り様でして
太らなければいけないので、それなりの量を食べたいと思っていますが、美味しいと思わない、思えないものを無理に詰め込むのは辛いものでもあります
食事は楽しくとるものでありたいと考えていましたので、妻にはそのことを深く話していませんでした。
先日、数日先までの献立を二人で考えている時、あまり積極的になれない私を妻が案じてはいけないと、素直に今の味覚のことを告げました。
妻は私を不憫に思ったり、寂しかったり、悲しかったり、複雑な感情だったと思います
しかし、素直に話して良かったのではないかと
いままで、ずっと、何年も、何年も食事の用意をしてくれていますが、これからは手の込んだ料理ではなく、インスタントでも冷凍食品でもチルドでも、徹底的に簡略化、効率化を優先して家事の負担の軽減を図ってもらって差し支えありませんから。
いえ、そんなことはありませんね
私のことはさておき、妻には美味しく食事をしてもらいたいですから。