前回、通販の過剰演出が気に入らないと書きましたけど
実際には通販の罪深きところは他にもあります。
それは、造語で強迫観念を植え付けて大きくし、不安や恐怖をあおることでして
顔が老けて見える代表例として『ほうれい線』がありますが、実は『ほうれい線』などという線(シワ)は存在しませんでした。
勝手に新しい線を追加し、
「ほれ、これがクッキリすると老けて見える」
などと脅す訳ですよ
次に登場したのが『マリオネットライン』。
口の横からアゴまでの縦じわをそう呼ぶらしいのですが、それも勝手に作られた言葉です。
そして、しまいには目の下にある斜めのシワを指す『ゴルゴライン』などという造語まで登場しました
漫画『ゴルゴ13』の主人公、デューク東郷の顔に斜めのシワがあるのが由来でしょう。
加齢とともに夜のトイレの回数が増えてくることを『夜間尿』などという新語で表し、あたかも病名であるかのごとく伝えて不安をあおるのもいかがなものかと
大げさに騒ぎ立てて、さして効果もない高額商品を売りつけるのは止めていただきたいものです
消費者庁も、もっと厳しく規制できないんでしょうか。
まあ、お役所仕事なので無理なんでしょうけどね。
私としましては、顔面にどんなラインが現れようと、トイレの回数が増えようと、歳なのだからそんなもんだと鷹揚に構えていようと心に決めたところでございます