大いびきの二大巨頭の一人、隣のベッドの人が退院しました
残るはラスボス、一番の大いびきである向かいのベッドの人だけです
さきほど看護師さんが来て
「いびきで眠れなかったんですよね〜」
「明日にはお向かいさんも退院しますから」
と言ってくれたので、もしかすると当分は誰も来ないかも知れません
いえ、入院してきてもイイんですよ、いびきさえ爆音でなければ。
・・・
いえ、やっぱり空きベッドのままであれと、強く願うところでございます。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
嚥下訓練が終わりました。
今日も水を飲み、ぶどう味のゼリーを食べるという訓練内容です。
誤飲することなく、スムーズに飲み込むことはできました
飲み込むことはできましたが、直後に走る激痛に耐えきれず、水は二口、ゼリーは一口しか食べられません
理学療法士さんの話しでは、訓練前に飲む頓服の鎮痛剤が処方されているはずとのことでしたが、事前に薬を投与してもらってないんですよ。
この病院の連携の悪さは約140日間に及ぶ入院生活で嫌というほど見せつけられていますから、またか って感じですね。
水もゼリーも美味しく、まだ飲み食いしたかったのに痛みで続けることができず、とっても悔しいです
明日からは訓練前の鎮痛剤を忘れないで頂きたいと切に願うところでございます。
ここのところ入院患者が多く、この613号室も満床になっています。
親知らずを抜く人が激増したのか、今は入院シーズンなのだろうかなどと考えていたところ、リハビリ中の理学療法士との雑談でその答えが分かったんですよ
なんでも形成外科の病床が満杯で口腔外科の病棟に患者が回されているのだとか。
それを聞いて、この病棟の入院患者の多さに納得することができたんですけど
じゃあ、なぜ今は形成外科の患者が多いのかという新たな疑問が浮かびます。
収穫期なので農作業中に怪我をする人が多いのか、スポーツの秋なので運動中に怪我をする人が多いのか。
色々なパターンを想像してみましたが、答えなど見つかるはずがありませんよね
ずっとシーネの形状が口になじまず、体を横たえると呼吸が苦しくなるという状態が続いていましたが、数日前の診察で新しい物に変わったところ、かなり息がしやすく横を向いて寝る必要がなくなりました
かなり枕を高くする必要がありますが、あお向けで寝ることができます。
実はその診察を受けた朝、起床すると左の首や肩が痛くて軽く寝違えたような感じだったものですから、できれば横を向いて寝たくなかったんです。
実にタイミングよくシーネが新しくなったのは喜ばしい限りですが、それで安眠できたかと問われれば答えはNOでして
その日は向かいの人のイビキが一段と激しく、消灯時間から3時間ほどは眠ることができませんでした
以降も連日のように爆音が響き渡り、まだ寝不足が続いているんですよね。
でも明日には退院するらしいので、あと一晩の辛抱だと思うんですけど
予定通り、退院が明日であることを願ってやみません。
妻から家に着いたと連絡がありました。
窓から見える歩道橋を渡る妻の姿を前回の面会では見逃してしまったんですよ。
今日も午後のリハビリと時間が重なりそうになりましたが、理学療法士さんにお願いして午後は中止にしてもらい、やっと歩道橋を歩く妻を見送ることができました
LINEで連絡をとりながら何度も何度も手を振る妻の姿を見送ったんですけど
後ろ姿が小さくなっていくのを見ていると切なくなってしまいますね
でも、また来週になれば面会に来てくれます。
それまで私は運動のリハビリ、嚥下訓練に努め、1日でも早く帰れるように精進させていただく所存です。
今日から嚥下訓練、口から飲食物を摂取する練習が始まりました。
この2カ月近くの間でノドを通したものと言えば自分の唾液くらいなものなので、本当に飲み込めるのか水を口に入れるまで不安でした
一口目こそ少しむせたものの以降は主治医が言った通りで、本当にスムーズに飲み込むことができたのがとても嬉しかったです
2カ月ぶりの水の美味しさと言ったら、そりゃあもう・・・
きっと砂漠で迷って長く水を飲めなかった人が、オアシスを見つけて水を飲んだのに匹敵するのではないかと勝手に想像したりしております。
水は本当に美味しく、何度も飲みたかったのですが、残念ながらまだ手術した部分が痛いので、数回のみ口に入れただけで断念せざるを得ませんでした
嚥下訓練の理学療法士さんが主治医と処方薬や今後に関して相談してくれると言ってくれたので、どのようなスケジュールで固形物を食べるところまで進むのか教えてもらえるかも知れません。
それにしても、また一歩、通常の生活に近づいたようでとても嬉しいです