病院の売店に売っていました。
きっと体を動かすのが辛い人が購入して手の届かない場所にある物を取ったりするんでしょうね
でも、これって思ったほど便利じゃないと思うんですよ、たぶん
だって、小さな物とかは掴みにくそうですし。
掴むためレバーを握ったまま先端部分を近くに持ってくるのも意外に難しいんじゃないでしょうか
なんか、子供の頃に似たようなオモチャで遊んだ時、そう感じた記憶があるんですよね。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
言うべきか、言わざるべきかというのが目下の所、我が家が抱える最大の問題です
担当医から今回の検査が悪性腫瘍、つまりガンの可能性があってのことだと母に告知するかと問われた際、悪性腫瘍と確定してからとお願いしました。
母の血を引く私も、負けず劣らず性格的にドライな部分がありまして、7:3、いえ、8:2くらいの割合で告知すべきと思うんですけど、87歳の婆さんに病名および余命などを伝えてどうするのかという思いもたまに頭をよぎり、6:4で告知しない方に傾いたりしています
告知せずに徐々に弱っていく自分に不安を覚えたりするくらいならハッキリ伝えるべきとも思いますし、それを伝えたら母がどんなリアクションをするのか予想もつかないので不安だったり。
実は、私はかなり早い時期に親元から離れて暮らしていましたので、今となっては妻と過ごした時間のほうが圧倒的に長く、母のことが良く分からなかったりするんですよね
気が動転して泣きまくるのか、ズーンと地の底まで落ちたように沈み込むのか。
はたまたドライに
「あら、そうだったのかい」
と冷静に受け止めるのか。
こう書いているうちに、どうでもイイやという気になって、また 8:2で告知しようという気になってきましたが
はてさて、どうしたもんでしょう
先週の木曜日に緊急入院して以降、母は食事をしていません。
もちろん点滴で栄養補給していますから死にはしませんけど
さぞかし腹をすかせているだろうと、自分の入院で何よりも絶食が辛かった妻は心配しています
でも、母は昔から感覚が麻痺していて空腹を感じないんですよね。
食べた後の満腹感はあるものの、空腹感は一切ないのだとか。
確かに子供の頃から母が空腹を訴えたのを一度も聞いたことがありません。
それを何度も教えているのですが、それでも妻は絶食が可愛そうだと今も母のことを憂えたりしています
昨日、施設の職員さんが良くしてくれて本当に助かると投稿しましたが、実は今回の入院で母を担当してくださっている医師、看護師さんとも実に良い人ばかりでして。
看護師さんは EXPが高そうで LEVEL 36以上はありそうな感じの人たちですし、医師は学校を出たばかりで EXPは高くないものの、潜在能力が高そうで賢者の血を引く若手のホープといった雰囲気です
とにかく丁寧に母の病状、考えられる可能性を理路整然と説明してくれ、それをキチッと文章にして提示してくれました。
とても分かりやすく、読みやすい字で書かれていますね
個人的に、こういう人は好感が持てますし、母のことを任せても良いと思えます。
施設の人たち、病院の人たちにしても、良い人、良い環境に恵まれるのは母の人徳なんでしょうか
いえ、違いますね
これは、私たち夫婦の普段のおこないが良いからということにしておきましょう