何だか妻の髪が増えてきています
チクチクと短い毛が全面に渡って生えてきており
ツルツル一歩手前だった頭髪が黒々としてきておりまして
こんなことってあるのでしょうか
本当に抗がん剤が効いているのか、また不安になったりしている妻です。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
いえ、もちろん妻はもちろん女性ですから化粧くらいしますけどね。
割としっかりした眉毛があり、剃ったり抜いたりしていないもんですから、化粧で眉を描く必要はなかったんです。
ところが抗がん剤の副作用で体毛が抜け、眉毛も薄くなりました
今日は入院ではなく、CT検査で病院に行くだけなので少しオシャレをば。
そこで人生における初めての眉墨を使ったという訳です。
自慢げに
「ほれほれ」
と見せに来ましたけど
ちょっとビビッて薄くヒョロヒョロっと描かれていました。
何回か練習すれば上手になるんでしょうけど
(共に闘う夫)
昨日グズグズしていた鼻が見事に開通した
風邪かとドキドキしてしまったじゃないか
原因が何だったのかよく分からないが、治ってしまえばこっちのもんだ。
とにかく妻に感染する病気じゃなくて良かった
(共に闘う夫)
風邪か 風邪なのか
もの凄い勢いで鼻水が流れ落ちそうになる。
朝からグシュグシュし始め、午後からずっとズルズル状態である
もしかして、金曜日の病院で風邪のウィルスを貰ってしまったのか
だとすれば大変だ
妻の白血球が少なくなっていたら感染すること必至である
な、何とかしなければ
かと言って、同じ家の中で生活していたら何ともしようがない。
風邪程度で入院させてもらえるはずもないし
(共に闘う夫)
闘病生活の最初の頃、一人で入院した妻は寂しさと不安からか、日に何度もメールを送信してきた。
その数は 30通をくだらなかっただろう。
ところが最近は数が激減しており、日に 3-4通程度だ。
病院で多くの人と知り合い、楽しい入院生活が送れるようになったからだ。
私も仕事の手を休めずに済むので良いことではあるのだが
問題は、楽しく過ごしていてメールが来ないのか、副作用が辛すぎてメールできなのか判断できないことだった。
しかし、今は副作用の度合いも予想でき、妻も対処法を分かっているようなので心配はなくなった。
何ごとも経験値というのは蓄積されるものだ
妻は明日、帰宅する
(共に闘う夫)