そろそろ手術の準備をせよとの指示がありましたので、パンイチで長衣を着ております
なんかスカスカしますね、当たり前ですけど。
シーネも外して待機していので口もフガフガします。
なんだか妙に情けない感じでベッドに座っていますが、これから戦わなくちゃいけないんですよね。
まあ、闘争心を発揮したところで全身麻酔されて寝ているから無意味ってことで
とにかく、一応は頑張ってきます
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
診察の際、主治医から言われました。
「退院は19日を目標としましょう」
って
15日に退院する気満々だった私としましては不満ですが、仕方ありませんね
手術では、できものを生検するため全切除、血液由来の瞬間接着剤的なもので傷を人工皮膚で密封するのだそうで、順調なら翌日の朝から普通食を食べられますが、問題があれば鼻からチューブを入れての栄養補給となるのだとか
その確率は極めて低いらしいのですが、そうならないよう願っています。
退院の目処は、口からの食事が順調かどうかで判断されるとのこと。
喰ってやります、ええ、喰ってやりますよっ
術後の傷が少しくらい痛かろうと、喰ってやりますともっ
一日でも早く退院したいですから。
まったりとした時間を過ごせるかと思いきや、診察に呼ばれて長時間拘束されることに
明日から数日使うシーネを作るのに型取り2回、その後は主治医が旧シーネの修理、使いづらい新シーネの調整してくれ、その後は明日の手術の説明をしてくれたりしたものですから、やっと開放された時には2時間弱の時間が経過していました。
病室に戻ると外は暗く、日が沈む時間でもないのにと窓に目をやると外は雨
午前中、病院まで送ってくれた義兄と
「入退院する日は決まって天気が良いねぇ」
と話していたのに。
そういえば、この町は雨が多く、おまけに天気が急変することが常であることを思い出しました。
住んでいる人たちは慣れているのでしょうけど、暗い空の日が多いのは嫌ですねぇ
嫌々ながらの入院生活が再び始まりました
例によってPCR検査を受け、陰性を確認してから住み慣れた病棟へ。
部屋は613じゃありませんでしたけど、ベッドと棚、窓の位置関係が同じなので違和感はありません
ただし、窓は南向きなので陽が射し込んで少し暑いです。
もう手慣れたもので、ササッと入院生活をおくる身の回りの準備を整え、コンビニで買ったもので昼食。
手首にリストバンド装着、看護師さんによる入院に関する説明は完全掌握しているのでパス。
麻酔科の医師による説明も、すでに3度経験しているので手短に。
明日の手術は13:00から1時間半の予定とのこと。
そして今、やっと一息ついたので妻が持たせてくれたコーヒーなど飲みながら優雅にブログ更新しているわけですが、また病室に戻ってしまった切なさと、妻と離れて暮らす寂しさが込み上げてきたりしています
今回は、できものを生検するための全切除手術なので入院期間は1週間くらいなんですけどね
明日から5日ないし7日間の入院生活が始まります。
前回の7カ月に比べりゃ屁でもない入院期間ですよ
でも、嫌なもんは嫌ですね。
気が重いっていうか、何というか
前回は看護師さんとの確執、軋轢をを産んだまま退院しましたし。
それより何より、全摘生検で望ましい結果が出ないような気がします
つまり、生検の結果が悪性腫瘍と出るような嫌な予感がしまして。
口の中の右奥、喉に近い部分に痛みがあるんですよ、ここ数日。
いえ、顔の右半分は口を動かしても何をしても痛いので、それと同種の痛みかもしれません。
なにせ私が患っているのは再発、転移の可能性が高い紡錘細胞癌なものですから微々たることでも心配になってしまいます
もちろん、主治医の見立てどおりに単なる炎症であることを願っていますけど。
それにしても、入院するのは気が重くてなりません。
夕方になってから妻と入院のための荷造りを始めました。
7カ月間も病院にいたので必要なものは深く考えなくても分かります。
ベッド周りで良く使っていたものを思い出すだけですからね
しかし、使用頻度が低くて記憶が薄いのだけれど、割と重要なものというのがあったりします。
それほど多くはありませんが、まあ、お薬手帳なんかは典型例です。
入院初日に一度しか使わないけど重要
こういうものは妻のほうが気づいて用意してくれたりすることがほとんどでして
ダメですね、私は、そういうことに関しては。
でもいいんです、放っておいてください。
妻が助けてくれるので何とかなりますから
それにしても、入院の準備をしていると妻と離れて暮らす寂しさが湧いてきます。
明日になると、もっと寂しいんでしょうね、きっと