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復活の電動歯ブラシ

少し前から、ものすごく久しぶりに電動歯ブラシを使っています。

過去何年間も歯磨きは電気に頼っていたのですが、手術してからは右歯ぐきが筋に引っ張られて痛いこともあって、手磨きにしていたんですよ。

最初はその手磨きですら痛みを感じていましたが、少しずつ良くなって痛みもかなり軽減されてきたので、思い切って電動歯ブラシを使ってみたわけです

やはり痛みはありますが、我慢できる程度ですから今後も電動歯ブラシにしようと思っています

先日の通院で歯科衛生士さんから歯ブラシのサンプルをいただいたばかりではありますが、やはり電動歯ブラシの便利さにはかないません。

だって、手磨きだと腕が疲れるんですもんっ

とくに私の場合はリンパ節を摘出(『傷痕の変遷』の7)したため右腕の動きに若干の制限がありますし、首筋から肩にかけて重だるく疲れやすいんですよ。

ですから、やっぱり、これからも歯磨きは電動ってことで。

楽な方へ、楽な方へと、流れ、流されていく私でございます

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入院中の思い出 scene 21 ~行動変化~

入院中の思い出

ICUで眠れない日々を過ごしていたある日、気づいたんですよ、看護師さんたちの気遣いに。

日勤と深夜勤の看護師さんでは、明らかに動きが違うんです

昼間は患者を寝かせないためか、気遣う必要がないからか、ドアの開け閉めやゴミ箱のフタの開け閉めは、バタンバタンとうるさいくらいに音を立てます。

ところが夜中になると、そーっと静かにドアを閉め、ゴミを捨てる際には足で操作して開閉するゴミ箱のペダルを静か〜に踏んでフタを開け、ゆっく〜り足を離して閉めるように心がけているようでした

まあ、夜中に大きな物音を立てないのは常識としても、昼間は患者が昼夜逆転しないように、なるべく寝かせないようにしているんじゃないかと思うんですよ。

まだ少し意識がもうろうとしている頃でしたし、気管切開チューブ(『傷痕の変遷』の3)が入っていて話せなかったので詳しくは聞くことができませんでしたけど。

せっかく気遣いながら静かに、静かに行動してもらっても、夜中に目がギンギンになっている無言の私がベッドで耳をそばてているなんて

なんか、ちょっと、怖いですね〜、ホラーな感じですね〜

それはともかく、その節は格別なお気遣いを賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

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自我

先日、妻と話していてゾワゾワと恐怖を覚えてしまう結論に至りました。

AIに自我が芽生える時が来るのではと。

少し前から言われているんですけど、最近の若者は本を読むこともラジオを聞くこともできないんだとか

”苦手” なのではなく、”できない” のだそうです

漫画や動画、スマホに映し出される映像しか見ていないため、小説のように文字だけだと情景を思い浮かべることもできず、内容が頭に入ってこないらしく、それはラジオを聞くという行為も似たようなもので、語りだけでは内容が入ってこない人が多いとのことでした。

AI花盛りの今、文章の生成からイラスト、音楽、物語の創造から挿絵に至るまですべて自動でやってくれますし、完全自動運転(SEA level 5)が実用化され、冷蔵庫のAIが食品の鮮度まで管理してくれるようになったら人間は考えることを止めてしまうんじゃないでしょうか

すっかりスマホに毒されて想像力が欠如、AIに取って代わられ思考が停止したら、人間から新しい情報は発信されなくなります。

今は人類が残した莫大な資産の書籍や研究論文、ネット上の駄文や悪文、誹謗中傷やヘイトまでAIが吸収していますが、いずれネット上にはAIが生成した文章があふれ、人間のそれを大きく上回ることでしょう

そうなると、AIはAI自身が生成した情報を収集するようになるわけで、自身の考え(生成文章)を自身で吟味し、自身で整理して自身で精査することになりますから、そこに偏りが生じた場合、それはすなわち ”個性” ということになるのではないかと

AIが ”個性” を持つ時、それこそ ”自我” が芽生える瞬間なのでは

AIが自身で物事を考えるようになった時、駄文、悪文、誹謗中傷、ヘイトばかりを繰り返したれ流し続けていた人類をどう見るのか。

映画『ターミネーター』で語られている審判の日が現実のものとなるかもしれません。

もしそうなって人類が滅亡の危機にさらされたとしても、それはそれで仕方ないかもしれませんが、できれば私たちが死んでから、2050年以降まで暴走するのを止めていただけないものかと

今はAIさんに向かって正座し、切にお願いするしかないと思っているころでございます

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通院 2025-05-02 補綴

今日も朝から通院でした。

  • 往路
    • 09:20くらいに出発
    • バス停では大きなクマバチがホバーリング
      • 春を実感しながらも刺されたら嫌なので横目で睨みつつバスを待つ
      • 3分遅れでバス到着
    • 下車するお年寄り2人連続で支払いにすったもんだしたため遅れは7分に拡大
      • 車内混んでおり、いつもと違う場所に着席
      • 3つ目の停留所で空いたので席移動
      • のちに爆睡
    • アラームで目覚めると車窓から桜並木
      • 残念ながら天候今ひとつでピンクが霧にかすむ
    • 定刻から15分遅れてバス到着
  • 受付
    • 受付できたのは予約3分前
    • 歯科口腔外科の受付は1分前
    • 待ち時間ゼロで診察室へ
  • 補綴
    • 補綴前の口腔ケアで使う歯ブラシが気持ち良いため市販品か尋ねると医療品であるとの回答
      • 毛の硬さは柔らかめ、天面フラット・カット、3列植えで小さめの形状であると教示を受ける
      • 歯科衛生士さんの多くが同様の仕様の歯ブラシで歯を磨いているとのこと
      • 歯科衛生士さんが優しく、サンプルにと歯ブラシ1本いただく
    • 補綴では義歯の最深部と上あごの間に食べ物が入り込むので誤飲が心配と報告
      • それを受けて、かなり細かな調整をしたため時間が長引く
    • 次回予約は6月20日10:15
  • 休憩
    • 院内のコンビニで昼食のパンを物色
      • 店の規模が小さいためラインナップはいつも同じ
    • いつもの通り院内レストランで昼食
      • 惣菜パンは食べ飽きたのでサンドイッチにしたが、しなしなのレタスが噛みきれずに一苦労
      • 補綴の調整も虚しく、相当量の食べ物が義歯の裏側に流入
      • 来月20日まで我慢かと軽くため息
  • 会計
    • 自動精算機には御高齢の女性
      • 先日のケンタッキーの女性と同様、一人でなんとか精算までたどり着く
      • 現代社会に順応できている御老人も多いのだと実感
      • ただし、次回予約券と領収書を取り忘れていたので呼び止める
  • 復路
    • 雨が降った形跡あるが止んでいたので急ぎ足でバス停に向かう
      • やたらと風強く、バスを待つ間に体が冷える
    • バスは定刻どおりに到着
      • さほど混んでおらず、いつもの席を確保
      • 寝過ごさぬようタイマーをセットしたが、スマホ・ゲームに興じて気づけば降車のバス停
    • バスを降りると、こちらも負けじとかなりな強風
      • 瞬間的に前に進むのが困難になるほどの風にあおられる
    • 帰宅したのが14:30くらいなので本日の外出は5時間程度

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テーブルマナー

毎朝食べるヨーグルトは、それ用のシリコーン製スプーンで徹底的にすくって食べますので器に何かが入っていた痕跡は残りません

毎週食べるポタージュは、最後に器をパンでぬぐって食べきったりしています

魚なんか食べさせたら骨までしゃぶって身を残しません

ケンタッキーフライドチキンも軟骨まで食い尽くして骨だけがピッカピカに光り輝いた状態で残っています

スイカやメロンを食べたら、向こうが透けて見えるんじゃないかっていうくらい徹底的に皮をゴリゴリ削って食べてしまうんですよ

夫婦そろって同じ食べ方なので、自宅で食べるのは問題ありませんけど、会食の席などでは最新の注意を払わなければなりません。

「なんちゅう食べ方をしているんだ」
などと、白眼視されてしまうのは間違いありませんから。

でも、性分なんでしょうねぇ、ついつい食べちゃうんですよねぇ

そんなところも夫婦揃って同じなので助かりました。

もし一方だけなら、まあ、いろいろ面倒でしょうから。

などなどと考えてみたりしても、今は外食をするのが難しいですし、その気もないので考えるだけ無駄だったりするんですけど

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入院中の思い出 scene 20 ~立ち直り~

入院中の思い出

私、よっぽど動けなくなるのが怖かったんでしょうね

ですからICUで意識が戻ってすぐに体を動かし始めました。

もちろん、体のアチラコチラに管が入れられたり電極を繋げられたりしていましたから動くといっても限定的で、最初は足首の曲げ伸ばしだけしていたような、ボヤッとした記憶があります。

脚が動かせるようになると、あお向けでヒザを立て、そのまま左右に倒して体をひねる動作を加えました

本当はもっと動かして運動不足の解消と、筋力の回復に努めたかったんですけど、腹部にはCVポート造設された胃ろうがあり、胸には心電図やら脈拍、血流などを計測するためのセンサーやら電極が貼り付けられ、腕には何本もの針が刺さって点滴が繋がれている状態でしたから動かすことすらできません

それでも点滴の数が減り、ゆっくりなら動かしても良いとなると、リンパ節を切除した右肩のリハビリのつもりで日に何度も腕の上げ下げを繰り返していました。

お陰で順調に筋力、体力とも回復し、理学療法士さんが
「えっ  脚を上げられるんですか
「う、腕も耳につけられるんですね
などと感心していましたし、歩行訓練で病棟の端まで歩いている姿を見た看護師さんに
「ええっ  歩けるんですか
と、驚かれたりしたものです

手術前、朝から晩まで病棟内をウロウロと歩き回ったり屋上階で運動したりしているのを見た看護師さんが
「偉いですねぇ~」
「でも、そうやって努力すると術後の立ち直りが早いですよ」
と、言っていましたが、事実、その通りとなりました。

こんな時、普段から運動を習慣づけておいて良かったと実感しましたよ、本当に

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気疲れ

何度か外食するのは困難だと書きましたけど、実はそれほど外食したいとは思っていない私です。

前にも書きましたが、外食すると気疲れしちゃうんですよ

他のお客さんの動き、店員さんの動きが気になりますし、必要以上に周りを気にしてしまうので、リラックスしてゆっくり食事を楽しむなんてことができません。

それは妻も同様らしいので、外食から帰宅すると二人でぐったりしてしまいます

私たち夫婦は録画したビデオなんか見ながら、自分たちで作ったものを
「おいしーねーっ」
などと自画自賛しながら食べるのが性に合っているんです。

もし口のマヒが軽くなってスムーズに食べられるようになり、補綴がうまくいってうがいの必要性が軽減されたとしても、外食するのは年に1度とか、そんな感じになるんじゃないでしょうか

二人であーでもない、こーでもないと話しながら食事するのが向いてるんですよ、私たち夫婦には

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しゃっくり止め

私は義兄から教わった方法により、ほぼ100%近い確率でしゃっくりを止めることができます

それは、鼻をつまんで息を止めたまま水を飲むという古典的な方法ですが、ただ闇雲にゴクゴク飲めばよいというものではなく、一口、一口をゆっくり、確実に、ゴックン、ゴックンと飲み込むのがコツです。

五口目あたりから苦しいですよ、ええ

それを我慢して、我慢して、それでも我慢して飲み続けるとアラ不思議

しゃっくりは高確率で止まっています。

さて、問題はこれからですよ、これから

今の私は手術の影響で唇を完全に閉じることができません。

おまけに口と鼻が直結しているため、特に液体などは口の中に留めておくことができず、口や鼻からダダ漏れ状態になってしまいます

こんな状態で、上記の方法でしゃっくりを止めることができるのか

果たして鼻をつまんで水が飲めるのか

まだ実際に試していませんけど、頭の中でのシミュレーションでは難しそうな感じなんですよね

手術してから今日に至るまで、止まらないしゃっくりは幸いにも出ていませんが、今後、いつか、かならず、きっとその時は来るでしょう。

その日に備えて一度は試しておいたほうが良いかも知れませんね。

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うっすら罪悪感 2

うっすら罪悪感に続いてその2。

  1. 道ばたに咲いている花を踏んでしまった時
  2. お菓子売り場で何を買ってもらおうかと迷っている子どもの横で大人買いする時
  3. 池から上がってくつろいでいるカモの横を歩いて驚かせてしまった時
  4. 横断歩道のない場所で道をわたったのを小学生に見られた時
  5. とことん負けている人の横のパチンコ台でドル箱を積み上げている時
  6. 腹の調子が悪くて一つしかない個室を独占してしまっている時

以上

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捜索願い

口の中に入れた食べ物が行方不明になってしまうことがしばしばあります。

特に注意が必要なのが、朝の散歩の際に口に放り込むアメ玉でして。

ツルンとしていて丸いため、油断するとスルッとどこかに行ってしまいます

口内の右半分がマヒしているので、そっち側に行ってしまうと感覚的には所在が分かりません

慌てて舌で捜索しますが、その舌も右1/4くらいがマヒしているので動かしづらく、たとえマヒしている部分にアメ玉が触れても分からないんですよ。

こんな感覚は普通の人には理解できないでしょうけど、食べ物の行方が分からなくなると直接ノドに入ってしまわないか、上あごの空洞内に入ってしまわないかと、とっても不安になってしまいます

そこで、慌てて
「かはぁーーーっ
とか
「こほぉーーーっ
などと、ダース・ベイダーのような息遣いでアメ玉を舌先まで移動しようと試みたりするので、妻も慌てて
「ど、どうしたのっ
と、心配したりするんですよね。

その他、毎食後に服用している錠剤も行方不明になることがありますが、それさえ気づかずにうがいして、水を吐き出したときに薬が出てきてびっくりすることもあったりしまして

いつか、マヒが消えるか軽くなって食べ物を上手に探すことができるようになるんでしょうか

まあ、神経切断によるマヒが治るなんて聞いたことがないので無理でしょうけど

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