朝方の3時に目が覚め、トイレに行って再び布団に潜り込みましたが久々に眠れませんでした
あれこれ考え、あれこれ妄想し、眠れない時間を過ごすのも9月以来のことです。
時計を見ると針が示すのは午前4時、このまま起きていようかと思っているうちに眠ったようで、6時過ぎに看護師さんの声で目が覚めました
いつもは5時に起床するので1時間の寝坊です。
でも、3時から1時間ほど起きていたのでプラスマイナスゼロということになりますね
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
最近、暴言爺さんの怒鳴る声が聞こえないと思ったら、看護師さんたちは爺さんの機嫌が良くなる方法を見出していたようです。
車椅子に乗って廊下を回るのも好きみたいですが、今はナースステーションに連れて行ってもらっているだけで機嫌が良いようで、そこで放置されていても吠えることはありません
とにかくすぐ近くに人がいて、声をかけたりかけられたりできれば良いみたいです。
結局のところ、爺さんは『かまってちゃん』なんじゃないでしょうか
先日もナースステーションにいて、看護師さんたちが机を囲んでする打合せに車椅子で参加していました
耳が遠いんだから何の話し合いをしているのかなんて分からないでしょうに
今日はおかゆで嚥下の自主トレをしました。
何かあってはいけないと看護師さんが見守る中での訓練です。
おかゆをスプーンに少量すくって口に運び、痛いのではないかと恐る恐る飲み込んでみたところ、昨日の痛みのレベルより下がって10段階の3〜4程度
理学療法士さんが言っていたとおり、訓練すれば痛みが消えていくものなのかも知れませんね。
痛みが軽いのでパクパクと25口くらいは食べたでしょうか
しかしこの訓練の欠点は、直前に胃ろうから栄養剤を注入しているのでお腹がふくれてパンパンになってしまうんですよ
でも、米だけじゃ栄養もたかが知れていますから栄養剤を減らすわけにもいきませんしね。
しかし、とにかく痛みが半分くらいに減ったのは朗報です
明日には痛みがゼロになっていると嬉しいんですけど、どうなんでしょ
隣のベッドの爺さん、最初の印象ては頭がしっかりしているようだったのですが、それは記憶していることを話すアウトプットの時だけであって、新しいことを覚えるインプット機能はかなり低下しているようです
この病室からトイレまでは10歩くらいなのですが、入院から5日経った今も覚えられず病棟内をさまよってしまうので看護師さんの送り迎えが必要となっています。
独り言が多くその声が大きいのは相変わらずですが、それは周りが明るい時だけで照明が消えている時間帯は小声でブツブツ言っているところをみると、声の大きさのスイッチは明るさでON/OFFされる仕組みなのかも知れません
私がちょっと困っているのは爺さんの口臭なのか体臭なのかワキガなのか、なかなかの香りが隣から漂ってくることです
聞けば割りと長い間、入浴していないようなので体臭なのかも知れません。
今日は土曜日で男性がシャワーを使える日なので、是非とも浴びて頂きたいと願っています
各ベッドに置かれていたアルコール消毒が撤去されました。
新型コロナも第5類となり、病院の警戒レベルも引き下げられたようです。
しかし、もうすっかり手の消毒をするのが癖になってしまった私としては、急に撤去されると何とも落ち着かないというか、喪失感というか
でも、そうやって少しずつアフターコロナになっていくのも当然ですし良いことですね。
しかし、そんな消毒液なんかより面会時間や面会の回数の制限を早く撤廃してもらえませんかね
一刻も早くですよ
え どうなんですかっ
今まで右の鼻の穴にはごっそりガーゼとかが入っていたので呼吸できませんでしたが、治療の過程でガーゼなどが抜かれ、やっと空気が流れました
8月25日の手術以降、ずっと管が入っていたので気管で呼吸し、抜管したあとも口呼吸することが多く、脳に良い酸素を供給することあまりができない日々が続いていましたが、これでやっと普通に鼻呼吸ができますから脳も活性化するものと期待しております
右の鼻の奥は手術によって削り取られているので、鼻の内側の空間である鼻腔もなく口に直結しており、うがいをしようと口に水を貯めただけで鼻からジョンジョロリ〜ンと流れ出てしまうのが困りものです
そのうち右上半分の歯を模した入れ歯が作られ、大きく開いた穴を塞ぐ対策が施されるとのことなので、今はうがいで鼻から水が出ないように気をつけながら、入れ歯ができるのを待っているところでございます。
いつになるのか知らんけど
今日の訓練もおかゆ。
神経系の痛みレベルは4〜6といったところでしたが、頑張って20口食べました。
そっと塩を追加して食べてみると、移植部分の傷が痛く、レベル7だったので2口で終了
理学療法士さんから、普通なら中断して食べ物を別のものにするところなれど、私は痛みに強いのでこのまま続けることとして、土日もおかゆが配食されるようにするので一人で頑張るようにと言い渡されました
はい、がんばりますよ
そして、月曜日にはムース状のおかずが食べられるか試してみたいとのこと。
今はまだ味のあるものは傷にしみて痛いのではないかと思うのですが、極端に薄味なので試すだけ試してみて無理なら中止するということで話は決まりました。
はい、それもがんばりますよ
良く言えば私は痛みに強く、悪く言えば鈍感なので痛みのレベルが5前後なら大丈夫です。
痛みに強いのは昔からなんですけど
それが生まれつきなのか、いつの頃からか神経がバカになったのかは不明です。
私って横になりながら水分補給できるんです
なにせものぐさなものですから、横になってひじ枕をしながらテレビを見ていて、手元のコーヒーとかを飲みたくなっても起き上がるのが面倒なので、そのままの体勢で飲んでいたんですよ
やり始めた当初は何度か口からこぼしてしまったりしていましたが、最終的にはコツをつかんでこぼすことなく飲めるようになっていました。
今は顔の右半分の一部が麻痺していて、上唇の半分、下唇の一部も感覚がないので、普通に水を飲もうとすると口の右側からダァっと水がこぼれてしまいます。
最初は手で口の右側を押さえて飲んでいましたが、それでもやはり水はこぼれてしまいまして
ところが最近になって横になって水を飲めることを思い出し、水分補給がとっても楽になりました。
左に顔をたおして口の左側から水を流し込むと、スムーズにのどを通すことができるばかりか、水をこぼすこともありません。
ものぐさゆえにあみ出した技が、思わぬところで役に立つ日がきたものです