ちょっと前の話になりますが
点滴の液体がなくなり、気泡が腕に迫ってきた時、
「ガスが入る〜 」
と慌てて看護師さんに言ったところ、
「酸素ですよ」
と言い返されてしまいました。
知ってるっちゅーの
気体という広義的な意味でガスって言っただけだろうがっ
名前にガスがついて気体じゃないのはラスベガスとアスパラガスくらいなものだってぇーの
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
経口摂取ができるようになったのを機に以前使っていたドリンクボトルで水を飲むようになりました。
あれから約一カ月、朝汲んだ水が午後に少し臭いがしはじめ、夜にはさらに臭うようになってきたんです
それは水道水の臭いであって、水が温かくなるにつれ臭うのだろうと思っていました。
まだゴクゴク飲める訳ではないので冷蔵庫は使っていないんですよ。
ちょっと臭いが気になるので洗剤で洗い、熱湯はないので50度程度のお湯で何度もすすぎ洗いをしてみましたが、やはり臭いは消えません。
ならばやはり水道水の臭いなのかなどと考えつつドリンクボトルから水を飲んでいると、少しお腹の調子が悪くなるようになってきました
きっと、きれいに洗ったものの生乾きの状態のまま慌てて手術室に向かい、そのまま二カ月も放置していたのでちょっとやそっとの洗浄では落ちない、死なない菌が棲み着いたに違いありません
これはいよいよボトルを使っている場合ではないという結論に至り、廃棄処分にすることを決断し、新しいものを妻に買って来てもらうことにしました。
これで嫌な臭いから開放され、美味しく水が飲めることでしょう
嚥下訓練で使っている飲み物がメイバランスだという話を看護師さんとしていた時、
「私、メイバランスを食事代わりにしていたことがあります」
と言うので、
「ダイエットしてたの 」
と聞くと、
「いえ、ごはん作るのが面倒で」
と言います
確かに総合栄養食品と銘打っており、200kcal摂取できますが、食事代わりにするのはいかがなものかと
「さすがにもうやめましたけどね」
と、看護師さん。
このままでは体に良くないと思い直し、しぶしぶながら自炊を再開したそうです。
看護師さんなのに、やることが無謀ですね
たまに胃ろうの検査をしに来てくれる課長職の看護師さんがいます。
とても人当たりがよく話しやすい人で、やさしく接してくれる看護師さんです
ところが、病棟の看護師さんが言うには
「患者さんにはめっちゃ優しいですけど、看護師にはめっちゃ厳しいんです」
とのことなんです。
そう言えば、その課長さんが来て胃ろうの点検をする際には2、3人の看護師が取り囲んで神妙な顔をして話しを聞いてるんですけど、空気がかなりピリピリとしていてバンジージャンプ飛び降り直前のような緊張感が漂っています
「そんなに怖いの 」
と聞くと、
「怖いですよ、間違ったことをしてると机をバンバン叩いて叱られますから」
とのことでした。
でも、そういうものですよ。
管理職の鑑じゃないですか
そういう人がいるから患者も安心できるというものです
長く入院していて思うんですけど、病院と患者の関係って店とお客の関係とは全く異なり、医師の方針や処置などに従わざるを得ないですよね。
もちろん、方針が気に入らなければセカンドオピニオンで別の病院の医師の意見を求めることもできますが、第2の意見を選択すれば、転院などを余儀なくされるでしょうし
手術やらなんやらで同意書へのサインを求められても、それが嫌だと言えば手術もしてもらえないので、なんやかんやでサインするしか道はなく
医師からこの薬の投与を始めますね、あの薬の投与を始めますね、シーネを作り直しますね、リハビリを午前と午後の二回にしますね、レントゲン、CT、MRIの検査をしますね、などと言われれば、ハイと返事するしかありませんが、それら全てに費用が発生するわけで。
しかし、それらのことに一切の口出しや反論ができず、まるでロシア徴兵並みの扱いを受けるのが患者です
これってどうなんでしょうか。
私、入浴後に綿棒で耳掃除をするのが習慣になっているんですよ。
ところが、入浴後の耳掃除が一番耳に良くないのだとか
綿棒で耳掃除をするのは耳にダメージを与えるほか、耳垢が奥へ奥へと追いやられてしまうのだそうです。
日本で売れられている綿棒には何も説明がありませんが、欧米で売られているものには『耳に入れてはいけません。』という警告文が記載されているのだとか
そもそも耳掃除ってする必要がなく、気になるなら1カ月に1度程度で十分とのことで
耳垢は放置しておいても自然に外へ外へと出てくるものなので、耳の入口を掃除するだけで良いのだそうです。
耳かきでコリコリするどころか、綿棒を突っ込んでグリグリしていた私は、このままだと近いうちに耳鼻科のお世話になっていたかも知れません。
危なくこの病院で受診する診療科が増えるところでした