隣のベッドに入院してきたのは2001年9月生まれの若者なので、まだ21歳ということですね。
看護師さんの氏名年齢チェックで生まれ年が分かりました。
看護師などとの会話の受け答えも的確、敬語も話せ、食事の食器の扱いも静か、話し声も静か、棚の開け閉めも静かな好青年です
微妙に肉付きの良い体格ですが、イビキのレベルは低いものと予想されます。
この年齢だと、きっと親知らずの抜歯でしょうから二泊三日コースなんじゃないでしょうか
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
毎朝、診察のために1階まで降りて口腔外科の外来に行きます。
そこでは名前をフルネームで伝え、10室ある診察室のどこに行けば良いのかを教えてもらうんですけど、もう入院生活が長くなった私は顔パスで、名前を告げる必要はありません。
受付のカウンターに近づくだけで、すぐに
「今日は8番です」
などと、部屋番号を教えてもらえます
口腔ケアをしてくれる歯科衛生士さんにも顔を覚えられていて、普通であれば名前と生年月日を聞かれますが、最近は誰も聞いてきません。
まあ、病院で顔パスになるほど長く入院しているのは良いことじゃありませんけどね
それでも、顔パスは楽でいいなぁと、ええ。
朝方に見た夢は正夢になって欲しいリアルなものでした。
夢の中で行われていたのは嚥下訓練。
風景もベッドも見慣れたこの場所のリアルなもの。
いつもの通り1/2に希釈したメイバランスを口に入れると痛みは10段階の1
本当だろうかと、もう一口飲んでみても痛みは同じ。
もしやと思いメイバランスの原液を飲んでみても痛みは一緒
ついにメイバランスを克服したと、理学療法士さんとハイタッチ
ここで看護師さんに揺り動かされて目が覚めました。
そう、今日は採血の日
血を抜かれつつも、
「あ〜、さっきのが正夢だったらなぁ〜」
と、願わずにはいられませんでした。
さて、今日の嚥下訓練の結果やいかに
6月に購入した、iPhoneの充電とヘッドホンの二股アダプターが断線しかかっていて、たまに充電ができなかったり、動画を見ていて音が聞こえなくなったりしてたので、同じものを追加購入しておいたんですよ。
ところがアダプターくん、頑張っておりまして
今でも問題なく使えるどころか、最近は一度も断線っぽい動作がありません
でも、これって我が家では、あるあるなんですよ。
家電とかスマホ、タブレットなどなど、調子が悪くなって
「そろそろ買い替え時かなぁ〜」
と、プレッシャーを与えてやると復活し、それからしばらくは普通に使えるようになるんです
そんな経験は一度や二度のことではなく、かなりの確率で起こるんですよね。
我が家では、
「そろそろ買い替え時かなぁ〜」
は、復活の呪文となっています
テレビの利用料が高くて見るかどうか迷っていましたが、結果的に使わなくて正解だったようです
入院生活は診察やリハビリ、自主トレなどで午前も午後も忙しく、おまけに顔の腫れが引いてメガネのピントが合いはじめたのでスマホもパソコンも使えるようになった今、テレビを見る時間はほとんどありません。
たぶん、利用していたとしても見るのは1日に1時間か2時間程度だと思われ、そんな短時間しか使わないのに月額6,000円も払うのは無駄の極み、愚の骨頂としか言えず、一瞬の気の迷いで利用手続きをしなくて本当に良かったと思います
今は動画三昧の日々を送っていますし、スマホでゲームをするなどして、いくらでもヒマ潰しができますしね。
いやぁ〜、危なかったですね〜、利用しなくて良かったですね〜
私が朝昼晩と胃ろうから入れてもらっている栄養剤はアイソカルFというネスレの商品なのだそうです。
ちょっと興味があって看護師さんに聞いてみたら教えてくれたんですよ
で、その内容物の正体はいかにと、Google先生に訊いてみたところ、アイソカルFはアイソカル100のことだと教えてくれたのでWebページを見てみると、表示される結果はカフェモカ味だのバナナ味だの美味しそうなものばかりで、私が腹にぶち込まれているような毒々しい色のものは見当たりません。
たとえ医療用の別商品だとしても、情報さえあれば検索に引っかかるものなんですけどね。
情報がどこにも見当たらないということは
もしかして、情報公開できない極秘成分のものなんでしょうか
半袖短パンの人がウロウロしているのを見て思い出したんですけど、看護師さんのユニフォームって半袖しか見たことがありませんし、今でもすべての看護師さんは半袖で仕事をしています。
「寒くないの 」
と、聞いてみたところ、
「寒いですよ、夜中とか朝方なんか寒くて大変です」
との答えだったので、
「長袖のユニフォームってないの 」
と聞くと、
「それがないんですよねぇ〜」
とのことでした。
なぜ長袖バージョンがないんでしょう。
寒冷地のことは考慮されていないんでしょうかね。
「これから真冬になったらどうするの 」
と、私。
「もう恥ずかしいとか言ってられないのでヒートテックとかの長袖の下着を着ますよ」
と、看護師さん。
そりゃそうですよね、暖かくしてください。
とくに女子は体を冷やさないほうがイイですから
日に三度の栄養補給の前にはからなず生理食塩水で水分補給をします。
昨夜の就寝後、尿意をもよおして目が覚めると、実にスッキリして良く寝た感じで、腹の胃ろうには水分補給の管が点滴棒から繋がっています。
もう朝なのかと時計を見ると6時5分前。
点滴棒をコロコロと押しながらトイレに行ってベッドに戻り、改めて時計を確認すると深夜1時半
どうやら完全に寝ぼけていて時計の長針と短針を見間違えたようです
もちろん、点滴棒には生理食塩水などありません
寝ぼけたまま何もセットされていない点滴棒を押してトイレに行って来たんですね。
誰にも見られませんでしたが、一人で顔を赤くしながら再び布団にもぐり込んだ私です
メガネの焦点が合い、スマホもパソコンもできるようになったのは嬉しい限りです。
先日、探しものをしていてキャリーバッグなどをゴソゴソやっていると、読みかけの本が出てきました
もしかして本も読めるのではないかと試してみたところ、以前と同様に読むことができるではありませんか
8月25日の手術以前まで、ずっと就寝前に本を読むのが習慣になっていたんですよ。
手術後はそれができなかったので、なんだか調子が狂っていたのですが、最近は寝る前に少しずつ本を読み進めています。
これでまた一歩、普通の生活に戻れたことがとても嬉しいです