高速バスで戻り夫の宿泊施設でのんびりしていたら長兄からメールがあり、夕方会いに来てくれるとのこと。
長兄、お義姉さん、お義姉さんの妹さんも一緒に来てくれた。
夕食後の病院に戻ることになっているので、病院の近くのお蕎麦屋さんで食事をしてから病院に戻った。
いよいよ明日は抗がん剤だ。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
近所に買い物に行ったら、髪を切ってもらっている美容師さんに会った。
入院していることも知っているし、手術前にもバッサリ切ってもらっている。
今は外泊中で、正式な退院は来週になると話し、抗がん剤で髪が抜けることも話した。
退院後に、さらに短くしておきたいので、帰ってきてから髪を切ってもらうようにお願いしておいた。
そして、
「お客さんで抗がん剤を受けている人もいるし、今は元気になっているよ。」と励ましてくれた。
また泣きそうになった
昨日、先生の前で泣いてしまったので、今朝の回診で「元気になりましたか?」と言われてしまった
午前中、担当の看護師さんから化学療法の説明を受ける。
私が受けるのは、ドセタキセル(タキソテール)+カルボプラチンという薬で、この組み合わせが「DC 療法」と言うらしい。
副作用は、吐き気(吐く場合もある)、食欲不振、便秘または下痢、手足のしびれや関節痛、そして脱毛。
抗がん剤で髪の毛が抜けない場合もあるらしいが、昨日の説明ではっきりと「抜けます!」と言われた。
入院中に、抗がん剤治療を受けている人を見ていたし、知り合いになった人いるが、まさか自分もそうなるとは
看護師さんに、
「病棟には沢山抗がん剤の人いるでしょ。
大丈夫だからね。みんな頑張ってるし、頑張ろうね。」
と言ってくれた。
また泣いてしまった
午後から夫と一緒に、病理検査の結果を先生からお聞きした。
残念ながら、抗がん剤6回が決定。
子宮:筋肉の半分ちょっとを超えていた
リンパ:11ヶ所中 2ヶ所に転移あり
(傍大動脈の10ヶ所中の1ヵ所、骨盤内の1ヶ所)
結果として、Ic ではなく IIIc期との診断。
III 期で20%の人は再発をするが、再発をしたらまた治療をしたらいいのであって、そこで終りということではない、という心強いお言葉。
頑張って抗がん剤の治療を受けることにした。
夕方、長兄夫婦が病院に来てくれたので、その旨を説明した。
朝の回診の時、何となくベットの上で正座をしていると、
「リンパを取っているので、むくみやすいから、正座は止めた方がいいよ。」
と女の先生に言われた。
そう言えば、リンパ浮腫という言葉を聞いたことがある。
「行儀は悪いけど、あぐらならいいよ。」とのこと。
詳しいことは分からないが、とにかく正座は止めた方がいいらしい。
今日は6時過ぎに叔母がお見舞いに来てくれた。
この叔母に相談をして、この病院で手術をすることに決めたのだが、
今となっては、この病院に決めて良かったと思っている。
あと、担当の看護師さんから、「もうすぐ病理検査が出るね。」と声をかけられた。
「もしかしたら抗がん剤になるかもしれないけど・・・大丈夫かな?」
抗がん剤がどんなものか分からずに入院をした。
今は、5年前、10年前の抗がん剤より進歩しているそうだ。
昔なら、耐えられないほどの吐き気で、すごく辛かったそうだが、
今は吐き気止めの薬が発達して、かなり改善されているらしい。
「もし・・・・抗がん剤になっても頑張ります。」と答えた。