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新ネットワーク

唇の麻痺は続いていますが、新しく神経のネットワークができつつあるようで、少しずつ触れた感覚などが分かるようになってきました

今も鼻の右下は触っても感覚がありませんが、それ以外の部分には感触がありますので順調にネットワーク構築が進んでいるようです。

主治医から麻痺は一時的なものではないと聞かされたときは少なからず落ち込んでしまいましたが、一年以上の時を経て、少しずつ感覚が戻ってきているのは実に嬉しいことだと思っています

食べ物を飲み込むコツもかなり習得しましたから、食べこぼしもかなり減ってきました。

それには妻も感心してくれていますし、主治医にざまあみろ的な感じで自慢してやろうかと思ったりしているところですが、まだ義歯の調整などを地道に進めている段階ですから心の中だけに留めておくことにします

いつか、再発・転移の心配もなくなり、もっと感覚が戻って飲み食いが上手になったら両手を腰に当てて
「かっはっはっは
と、水戸黄門かのごとく高笑いしながら報告してやりますよ。

待ってろよっ  主治医っ

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ぜんぶナミダ

涙が止まらないのは今も変わりがありません。

やっぱり涙って枯れないんですね。

とくに乾燥する冬場は涙の量が多くて困ります

気づけば涙があふれ、頬を伝って流れ落ちたりするんですよ。

いえ、それでも気づけば良い方で、気づかぬうちに涙が顔を濡らしていることがありまして

アゴに違和感を覚えます。
「あれ よだれかな
いいえ、それは涙です。

鼻先に違和感を覚えて慌てます。
「あれ  鼻からよだれかな
いえいえ、それも涙です。

今はもう鼻からよだれが出ることはありませんし、口からのよだれもなくなりましたけど、出ていた期間が長かったので鼻やアゴに違和感があると、真っ先によだれを疑ってしまうんですよね。

でも違います。

今はあれもこれも、すべてが涙なんです

そんなこんなで、ポケットに忍ばせたハンカチで、そっと涙をぬぐう毎日を私は過ごしております

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おえっ

喉の奥に指を入れても
「おえっ」
ってならなくなりました

上あごの空洞に何かあるような気がして指を入れてみたんですけど

いくら指をのどの奥まで入れようが、中で動かそうが
「おえっ」
ってならないんですよ

上あごの奥にあったスイッチが手術によって切除されたんでしょうか 

そんなスイッチは無くしても惜しくはありませんし、そのおかげで毎年の健康診断で憂鬱だった胃カメラも平気で受けられるかも知れません。

胃カメラなんか入れらた日にゃあ、激しく
「お”え”ぇぇぇっ」
となってしまい、カメラなんぞ入れなくても口から胃が出て来て目視で検査できるんじゃないかと思うくらいでしたからね。

主治医から内視鏡検査は受けるべしと言われてますので今年から胃カメラを復活させますけど、もう無敵状態ですから面倒でも鬱陶しくも憂鬱でもなくなるのではないかと。

鼻からじゃなく口からの検査でもへっちゃらだと思いますよ、きっと

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かきこめず

麺類をズズッと吸って食べることができないことは以前に書きましたけど

それと似たようなことになってしまいますが、お茶漬けをサラサラとか、丼ものなどをガツガツとかも食べることができません。

器に口をつけてかき込むことができないんですよ

60年以上も生きてきて身についていることは簡単に変えることができず、汁だくの牛丼とか親子丼などは、器に口をつけてハフハフ言いながらガツガツとかき込みたくなってしまいます。

ところが、それをしようと思っても唇が閉じないものですから、空気が虚しく口の中をスカ〜っと通り過ぎるばかりで食べ物は入ってきません

なんだか淋しいですねぇ~、悲しいですねぇ~

仕方がないので、今は丼ものをスプーンで食べたりしている私です。

そうやって食べると、美味しさが16.34%(当社比)ほど低下したような気がします。

でも仕方ありませんね。

これからも私は女子のようにスプーンで丼ものを食べることにします

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同時通訳は今も

妻の同時通訳は今も続いておりまして。

再び通うようになった内科や、新しく通うことになってしまった精神科にも最初は同行してくれましたが、今は一人で通ってもなんとか意思を伝えることができています。

しかし、日常的な会話でも通訳が必要になることがあるんです

たとえば遊びに来たソラくん。

いくらドタバタと遊ぶ相手をしても疲れ知らずなものですから、
「疲れたからちょっと待ってね」
と言ってみても通じず、そんな時は妻が
「おじさん、疲れたんだって」
と、助け舟を出してくれます

たとえば小学生の登下校をボランティアで見守っている御婦人。

「今朝は寒いですねぇ」
と声をかけても通じないので、妻が
「今朝は寒いですねぇ」
と繰り返してくれます

たとえばコンビニの店員さん。

「お支払いは
「クレジット決済で」
「はっ
店員さんは聞き取れないので、妻が
「クレジットカードでお願いします」
と、通訳してくれます

買い物で探し物が見つからない時、店員さんに売り場を訊くのは私の役目でしたけど、今は妻が代わってくれています。

昨日の通院は一人で行ったものですから、看護師さんに症状を伝えるのにとても苦労しましたし

そんなこんなで、今は妻がいなければ普通の会話も困難なことが多いんですよ。

つまり、私たち夫婦のニコイチ度が以前より高くなってしまった訳でして

いえ、高くなったのは一方的に私の方で、妻に頼るシーンが多くなっていますね。

入院を機に自律性が高まると思いきや、真逆の結果になってしまいました

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頭がい骨静か

あれだけパキパキ、コキコキと音を立てていた頭がい骨が鳴らなくなりました

「それでも開口訓練は続けるべし」
と、主治医からの指示がありましたので、来る日も来る日もグリグリと口を開いていたところ、いつの頃からか音が消えたんですよ。

それがいつなのか認識できていませんけど、あれから何日もしないうちに鳴らなくなったような気がします。

パキパキにせよ、コキコキにせよ、顔面のどこからか音がするのは決して気持ちの良いものではありませんから、それが消えて安心しました

これで何に気兼ねすることなく、思う存分に口を開くことができます

そう、握り寿司をパクっとできる、その日まで。

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口蓋垂

のどの奥にある『口蓋垂(こうがいすい)』、俗に『のどちんこ』と呼ばれるアレ。

Google先生によると、

役割としては発音の補助や誤飲の防止などが挙げられます。また、鼻腔と咽頭腔を塞ぐ働き(鼻咽腔閉鎖)にも関与しており、飲食の際に鼻腔への異物の侵入を防いだりします。

とのこと。

手術の影響でうまく発音できなかったり、食べていてむせたり、食べ物や飲み物が鼻から出たりするようになったのは、口蓋垂まで失ったからではないのかと思い、その存在を妻に確認してもらいました。

できるだけ大きく開けた口の中を覗き込んだ妻は
「ああっ あった あったよっ
と、たいそうな喜びようで

念のためスマホで口の中を撮影してもらって確認したところ、確かに、あるべき場所に、あるべき物が、ぷらぷらとしておりました。

てっきり上あごといっしょにゴッソリと切除されてしまったものと思っていましたから、そこにピョコンとある物に愛おしさすら覚えましたよ、ええ

手術後の様々な障害は、上あごを切除したことと、口の中の右半分が麻痺しているのが原因なんですね。

今は補綴の成果で少しずつ飲み食いと発音が楽になってきていますので、併せてリハビリを頑張れば食事と会話が普通に近い状態でできるようになるんじゃないかと期待しているんですけど

果たして、どうなんでしょうね。

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節分対策

開口訓練の甲斐あって、かなり口は大きく開くようになってきました

先日の通院で、義歯の痛みを感じる部分を調整してもらいましたしね。

しかし、まだカンロ飴チェックが楽勝という程度であり、目標としていた握り寿司をパクっとするまでには至っていないため、太巻きなんてもってのほかという状況です

去年の節分もそうでしたが、ことしもロールちゃんが限界なんでしょうか

恵方巻とまでは言わずとも、妻も書いているように、せめて細巻きくらいはかぶりつきたいところです。

節分まであと1週間

それまでに口はどこまで大きく開くようになっているでしょう

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祝い酒 2025-01-25

経口抗がん剤治療が再開すると思っていたので、先週は酒の呑み溜めをしたんですけど

金曜日の通院で、治療は中断ではなく中止(終了)にしても良いのではないかとの見解を聞かされ、次回通院(3月5日)までに意思決定することとなりましたから禁酒する必要もなくなりまして。

とりあえず、治療が不要なほど回復し、転移や再発の危険性も低いとの診断を受けたことを祝って昨夜から酒を呑んだりしている私です

だって、うれしいんですもん

今はそれほど酒を欲しなくなりましたので、今後も毎週の飲酒は控えますが、まあ、今週くらいは、めでたいってことで。

ひとつ、大目に見て頂ければと、はい

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通院 2025-01-24 エコー検査 補綴 口腔外科

今日はギュウ詰めスケジュールで時間がタイトな通院でした。

  • 往路
    • 家を出る寸前まで降っていた雨が上がったので傘を持たずに出発
    • 定刻1分前にバス到着
    • 車内は意外な混みよう
    • 居眠りしてたら太ももに違和感覚えて目覚めると、婆さんが狭い座席に尻をねじ込んできていたので慌てて体をずらす
    • なぜ声をかけて来ず暴挙にでるのか不思議
    • 10分遅れでバス到着
  • 採血
    • 10:15 待ち時間なく採血終了
    • 押さえていた注射痕から出血

    • 長い入院期間と通院で数百回の血管注射を経験するも、これが初めての流血沙汰
    • 絆創膏の貼り替え
  • エコー検査
    • 採血まで順調なれど、検査待ち時間長く帳消しに
    • 薄暗い部屋で寝ているだけの検査で極めて激しい睡魔が襲来
  • 口腔ケア
    • 良く磨けているので細かな清掃は不要とのこと
  • 補綴
    • 11:50 やっと補綴開始
    • 上あごに強く当たって痛みがある部分の調整
    • 当たり和らぎ痛み減少
    • 舌に当たって狭く感じる部分削って拡張
    • 耐久性の問題から、これ以上の拡張は困難とのこと
  • 口腔外科
    • 12:10 やっと診察開始
    • 右顔面からの異音は顎関節症の影響であろうとの見解
    • 開口訓練は続けて問題なし
    • 血液検査の結果は問題なし
    • エコー検査の結果も問題なし
    • 前回受けたPET検査の結果も問題なし
    • 以下の理由から、経口抗がん剤の服用は中止しても問題ないのではないかとの主治医の見解
      • 現在のところ転移、再発の予兆もなく、極めて順調
      • 手術前のPCE療法が劇的に効いたため目視不可能な悪性細胞が残っている可能性は低水準
      • まもなく術後2年が経過し、転移、再発の可能性が一段と低下
      • 不安残るなら再開も可
    • 右顔面に残る眼球下のプレート、血管の血流を止めたホチキス(のようなもの)が写っている画像印刷物を入手

      • 画面左上のメッシュ状の影がチタン製プレート
      • その斜め下、画面やや下部にある2つの白い線がホチキス
    • 12:25 やっと会計書類を受領
  • 昼食
    • 会計待ちの間に慌ただしく昼食
    • 大慌てでサンドイッチなど頬張るものの味気なし
    • 処方箋を調剤薬局に送信
  • 会計
    • 必死に処理し、うがいなど大急ぎでするも、バス時間に間に合わず
  • 帰路
    • 一本遅いバスに乗車
    • 疲れていたらしく座ってすぐ寝て目覚めたのは下車7分前
  • 調剤薬局
    • 事前に処方箋を送信しておいたため待ち時間なく受け取り

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