初雪が降りました
正確には、この時間もチラチラと降っています
降雪は朝だけのようなので、積もるほどの量ではありませんが、とうとう冬が来たと思ってしまいます。
夫も病室の窓から雪を見ているでしょうか
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
3年前にエアコンを設置し、暖房を使うのは今季で3度目になります。
夏の間は冷房を使いましたが、暖房は動くかどうかのチェックだけして、まだ使っていません。
家の家電は、ほぼ夫が担当なので、細かい設定や使うタイミングはすべてお任せです。
入院をしていても夫の家電担当は変わらず、この週末いよいよ最低気温がマイナスになるので、夫から暖房を使うように言われました
一人なので、つい我慢をしてしまう私の性格はバレていますね
氷点下になると水道が凍結してしまうので、その点も注意するように言われました。
言われた通り気をつけますが、なるべく早く退院をして一緒にいて欲しいです
キッチンの窓から見える場所に、お隣の松の木が植えられています。
定期的に丸くきれいに刈り揃えられているのですが、以前はお父さんの担当だったものの高齢になったので現在はお兄ちゃんが手入れをしています。
その松の木はスズメ達のお気に入りの場所で、よく集まってきています。
今日の午前中、雷が鳴り出して雨量が多い時間もあったのですが、何羽ものスズメたちが雨宿りをしていました。
チュンチュン、チュンチュク、とてもにぎやかです
「すごい雨だね」
「さっき雷も鳴ってたよね」
「私、雷が苦手なのよ」
「あそこの庭には餌台があるのよ、知ってた 」
「美味しい餌なら嬉しいなぁ」
みたいな世間話を延々としているように聞こえました
雨が止むと、一斉にみんなどこかに飛んでいってしまい、とても静かになりました
先ほど看護師さんが私のベッドを訪ねてきて、
「もしかして、USB落としてません 」
と、ニヤニヤしながら聞いてきました。
なんでも、1階のコンビニからUSBの落とし物があったと連絡がきたので、病棟内を聞いて回ることになったらしいんですよ。
そこでピンときたのが私のことで、朝から晩まで歩いているかスマホを触っているか、パソコンをしているかなので落とし主の可能性が最も高いと思ったとのことでした。
ところが私、USBメモリは持ってきていないんですよね
今度は私がニヤニヤしながら
「いいえ、私じゃないですよ」
と、答えてやりましたよ
あてが外れた看護師さんは、トボトボと去っていきました。
自分のベッドにいる以外、病室を出る際にはマスクを着用せよとの規則があります。
したがって、リハビリや自主トレで病棟内の廊下を歩くときもマスクをしなければならず、そこそこの運動量になる身としては少し息苦しかったりするんです
それでもまあ、規則ですから、ねえ、渋々ながら従ってますけど。
でも私、マスクをするのが難しいんですよ
8月25日の手術で目の下の骨も削ってしまったので、チタン製のプレートで眼球を支えているのですが、どうしても目が下がるのに加え、顔の肉を開いた後に縫い合わせた部分に引っ張られるので、右目が若干のアカンベェ状態になっています
それなものですから、マスクを何も考えずに装着すると、アカンベェの『ベェ』の部分、あの赤いところにマスクが触れてしまって痛いことがあるので、たかがマスクですけど慎重に装着する必要があるんです
この右目は治ることがないらしいので、これからもマスクを装着する際には細心の注意を払っていかなければなりませんね。
ずっと使っていた歯磨き剤が激痛の元となっているとブログに書いたら、妻があまり味の濃くない歯磨き剤を届けてくれました
数日前からそれを使っていますが、痛みは軽くなったものの10段階の4とか5くらいはありまして
無味無臭の歯磨き剤はないものかとネットで調べてみたところ、そういうものが存在することは分かりましたが、なかなかのお値段で
おまけに、商品一覧には犬用の物も多く表示され、どれが人間用なのか分かりにくいったらありゃしません
わしゃ犬かっ
今日はまたコーヒー味に戻してのトライ
・・・
しかし、右アゴに激津が走ってあえなく玉砕
それでも頑張って5口飲むことができました。
1口飲んで激痛が走ると分かっているのに3口も5口も飲む必要が有りや無しやと理学療法士さんに聞くと、痛みに慣れるためにはできるだけ多く飲んで刺激に慣れる方が良いとのことでしたので、この罰ゲームのような、拷問のような訓練を続けるしかないのでしょう
痛みを少しはやわらげて訓練を続けるため、来週からまたロキソニンを処方してみると仰っていました。
過去の経験からすると効かないんですけどね
でも、まあ、そうおっしゃるなら試してみますよ、ええ
先日、手元に引っ掛けていたS字フックが落ちてしまい、ベッドの下まで転がってしまいました
普通なら拾うのを諦めるか、看護師さんにお願いしてベッドを動かしてもらうところでしたが、そこで登場したのが妻に届けてもらった孫の手です
柄の部分をビロロ〜ンと伸ばし、手の届かない奥にまで転がり落ちてしまったS字フックを無事に救出することができました。
なんて便利なグッズなのでございましょう
こんな便利なものを販売してくれたダイソー様、購入して届けてくれた妻には感謝の言葉もございません。