入院生活総括2

主治医からも看護師からも病気治療に関して、
「多くの患者さんからは手術、治療を受けて良かったと言ってもらえます」
と話してくれましたが、私は心から良かったという気にはまだなれていません。

顔面の右半分の人相が変わってしまったことは納得済みですし、この歳になって顔がどうなろうと構いはしませんが、手術前の説明で右耳が聞こえづらくなること、口が完全に閉じなくなること、神経系の障害で食事が困難になること、アゴの位置がズレてかみ合わせが悪くなるなどということは聞いていませんでしたので、納得できずにいます

右耳に関しては聴力を失ったわけではありませんが、頻繁に耳の奥からゴソゴソという音が聞こえ、飛行機の離着陸の際に気圧の変化で耳がボワーンとなるのと同じ現象が起こりますし、普段から左耳に比べて音が聞こえづらくなってしまいました。

口が閉じないため食事中に食べ物がこぼれ落ちてしまうのが嫌ですし、人に不快感を与えてしまうので、もう外食はできないでしょう。

神経疼痛、唾液腺の過剰反応で、今も普通食は食べることができません。

飲み込みの訓練が必要になるとは聞いていましたが、それは喉を通る通らないの訓練であって、味に反応して我慢しがたい痛みに襲われるなどとは聞いていませんでした。

噛み合わせがズレてきていて、それがどこまで進むのか不明なのですが、顔面の右側のみならず左側の人相にも影響するとは聞いていませんでした。

これらの件に関し、主治医に相談しても
「手術の影響ですね〜」
と、軽くいなされますが、私にとっては重大なことですし、最初の説明では聞いていませんでしたので、もっと真剣に向き合って細かな説明をしてくれるなり今後の対処法なりを教えていただきたいものです。

今はまだ開口訓練にしても食事を兼ねた嚥下訓練にしても運動機能訓練にしても、すべて痛みを伴うことばかりです。

これらすべてのことを勘案すると、
「この病院で手術、治療を受けて良かった」
などとは、とても言える気分になれません

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