ジェネリック医薬品不足

金曜日に薬のことを書いていて思い出したんですけど、最近は調剤薬局で処方薬がそろわず入荷後に送付というパターンが頻発しています

2023年はずっと入院していたので院内処方でしたから、気にも留めていなかったんですよ。

ところが退院してみると世の中は薬不足、それもジェネリック医薬品が顕著となっていました

それは、主に以下の要因が重なったことによるものだということです。

  1. 2020年4月の薬価改定による収益圧迫
  2. 以降に発覚したジェネリック医薬品の品質不正問題
  3. 各医薬品メーカーに監査が入って製造停止
  4. 薬価下落で品質改善のための設備投資が停滞
  5. 新型コロナウイルス5類移行による気の緩みからインフルエンザその他の感染症が蔓延したため製造ラインを圧迫

薬代が安くなるのは嬉しいことですけど、それが民業圧迫になっているのは考えものですね。

ふくらみ続ける医療費で医療保険財政が逼迫しているので削減は仕方ないとはいえ、国による医療費削減の政策には『後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用推進』も含まれているので、本末転倒な結果となっている現状はいかがなものでしょう

まあ、難しい問題なのは確かですけど

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