入院中の思い出 scene 24 ~戸締まり~

入院中の思い出

入院していた病院の窓という窓のすべてが幅20cmくらいしか開きませんでしたし、バルコニーへの出入り口は施錠され、屋上への出入り口は暗証番号式のロックがかけられていました。

もちろん、それは事故があってはいけないという配慮からなのでしょうが、自死(自殺)防止ということも大きなウエートを締めているのではないかと思います。

実際、私も廃人同様になってしまった時には死を思わないでもありませんでした

まあ、思ったといっても、
「死んだら楽になるのかなぁ」
程度のことでしかなく、妻のことを考えると死にたくありませんでしたし、本当に死にたいというまでには至らなかったんですけどね

でも、闘病やリハビリの辛さ、先の見えない将来などを悲観して思い詰めてしまう人もいるかも知れません。

ですから戸締りは厳重な方が良いであろうと。

まあ、そんなことだけではなく、患者の悪行防止という考えもあるでしょう。

だって、昔の病院はひどかったですもんね

外部非常階段でタバコを吸う患者が鈴なりになっていましたし、病院を抜け出して酒などを買ってくる患者もいましたから。

実際、友人がバイトしていた病院近くの24時間スーパーにはパジャマ姿のオッサンが夜中に酒やタバコを買いに来ていたものです

ですから、やっぱり病院の窓やドアなどは厳重に施錠するのが良いのではないかと、ええ

ランキングに参加しています。 宜しければクリックしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です