母も私も淡白な関係を構築していますから、はたから見ると信じられないようなやりとりがあるらしく ![]()
まだ母が実家に暮らしている頃、妻と帰省した際に近所の人からもらったというトマトが大量にあったので、それを使ってカレーを作ってやったんですよ。
それ自体は
「おいしい、おいしい」
と何度も言いつつ喜んで食べていました。
で、出来上がったカレーの量が大量だったので小分けにして冷凍し、レンジで温めて食べるよう言い渡しておいたんですけど、数カ月後に冷凍庫を見てみるとひとつも減っていないので、
「もう食べないよね
」
と聞くと、
「うん、いらない」
と答えるものですから、
「あっそ」
と返事をして廃棄処分にしてやりました。
そのやり取りを見ていた妻は、息子が長い時間をかけて作ったカレーに手を付けず、いらないと言ってのける母の言葉に驚き、それを言われた私が怒るでもなく悲しむでもなく、あっさりと捨ててしまったことにも驚いたと言います ![]()
でも、そんな希薄な関係なんです、私と母って ![]()
子供の頃は何らかの感情がありましたけど、いつのころからか、母に対して情を示したり何らかの感情を抱いたりするだけ無駄だと割り切ったんですよ。
だから何年も顔を見なくても私は全く気になりませんし、母も特別な感情はないものと思われます。
『怒り』という感情だけは私の中に残っていますけど ![]()
でも、まあ、こんなもんなんです、私と母は。




