私は子供の頃から好き嫌いがないほうでして
ネギ、ピーマン、ニンジンなど何でも食べて親から褒められたりしておりました。
晩御飯がカレーだったりすると父は
「お前はニンジンが大好きだからなぁ」
「お前は偉い」
と私を褒め称え、
「そんなに好きならお父さんの分もあげよう」
と、自分の皿の中のニンジンをくれたものです
当時はなんて優しい父親なのかと思っていたのですが
後に母から聞いた話によると、父はニンジンが嫌いだったのだそうでして
どうやら自分が食べたくないものだから私を褒めちぎってニンジンを食べさせていたらしく
まあ、今にして思えば笑い話でしかないのですが、何という奴かと思ったりしましたよ、ホント。
しかし、長生きの母とは異なり、不摂生だった父は 60歳でこの世を去ってしまいました。
妻も書いているように 12月26日の今日は、そんな父の 25回目の命日だったりします