昔、マージャン仲間と雀荘で待合わせをしていたところが早く着いてしまい、雑誌を読みながら待っていたところ、同じく待合わせに遅れた人がいて三人で卓を囲んでいたメンバーに参加してほしいと言われました。
もう 40年も前のことであり時効なので白状すれば、それは賭けマージャンで、もし負けてもお金は払わなくて良いと言われまして
まあ、ヒマでしたし、それならばと参加したんですよ
で、席に座った直後に物凄く安い手で上がったところで仲間が到着しました。
その間、ほんの 5分といったところでしょうか。
メンバーの皆さんにお詫びをして席をはなれようとすると、なんと
「兄ちゃんの勝ち分」
と言って 5万円を渡そうとするではありませんか
あまりの事態に頭が真っ白になり、
「あうう、あわ、おあ」
などと訳の分からないことを言いながら手を横に振って断りましたが、
「いいらから、兄ちゃんの勝ちは勝ちだ」
と胸ポケットに現金を押し込められてしまいました
ヒザをガクガクさせながら頭を下げ、半泣き状態で仲間のもとに走り寄ったのは言うまでもありません。
仲間が救世主、天使、神に見えましたよ、ええ
もしあの時、負けていたら。
もしあの日、仲間が雀荘に来なかったら
今頃この世にいないかも知れませんね、私