一応は仏教徒ながら、ほぼ無宗教なくせにイエス・キリストの誕生を祝ってどーするんだなどと思いつつ、クリスマスケーキや鶏肉をほおばったりする私です
こんな私でも、子供の頃、たぶん小学校の3年生くらいまではサンタクロースを信じていました。
あれはたしか、幼稚園の頃か小学校1年の頃だと思うんですけど、クリスマスにサンタクロースがプレゼントを運んできてくれたんですよ。
ベランダから外を見ていた父が
「あっ サンタだっ 」
と大声で言うので慌てて窓にへばりついてみると、確かに遠くからソリを押した二人のサンタクロースが近づいてくるのが見えました
そして、そのサンタが我が家に来て、お願いしていたオモチャをプレゼントしてくれたんです。
そりゃあ、今は、あれはサンタなんかじゃなく、デパートの配達員だと分かっていますよ。
住んでいたのは小さな町で、クリスマスギフトを買う店も限られていた上に、当時は今と違って子供が多かったからバイトを雇ってサンタコスをさせ、商品配達するサービスをしても採算がとれていたのでしょう
小学校の高学年になるまでにはサンタなど実在しないと認識していましたし、私は子供の頃から物欲というものがなく、
「クリスマスは何がほしいの 」
と聞かれても
「べつにぃ~、なにも~」
などと答えるので、
「可愛げのない子だね」
と、母が呆れていました。
そんな私は今、妻と一緒に結婚記念日でもあるクリスマス・イブを過ごせるだけで十分に幸せです
その時間さえあれば、他には何もいりません。
もしサンタさんが実在するのなら、今夜は隣の理美容室のソラくん、ウミちゃんのところに行ってあげてくださいな。
大喜びしますよ、きっと