入院中の思い出 scene 21 ~行動変化~

入院中の思い出

ICUで眠れない日々を過ごしていたある日、気づいたんですよ、看護師さんたちの気遣いに。

日勤と深夜勤の看護師さんでは、明らかに動きが違うんです

昼間は患者を寝かせないためか、気遣う必要がないからか、ドアの開け閉めやゴミ箱のフタの開け閉めは、バタンバタンとうるさいくらいに音を立てます。

ところが夜中になると、そーっと静かにドアを閉め、ゴミを捨てる際には足で操作して開閉するゴミ箱のペダルを静か〜に踏んでフタを開け、ゆっく〜り足を離して閉めるように心がけているようでした

まあ、夜中に大きな物音を立てないのは常識としても、昼間は患者が昼夜逆転しないように、なるべく寝かせないようにしているんじゃないかと思うんですよ。

まだ少し意識がもうろうとしている頃でしたし、気管切開チューブ(『傷痕の変遷』の3)が入っていて話せなかったので詳しくは聞くことができませんでしたけど。

せっかく気遣いながら静かに、静かに行動してもらっても、夜中に目がギンギンになっている無言の私がベッドで耳をそばてているなんて

なんか、ちょっと、怖いですね〜、ホラーな感じですね〜

それはともかく、その節は格別なお気遣いを賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

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