兎唇回避

手術した直後、鼻の下の切り傷(『傷痕の変遷』の4)が影響し、私のくちびるは兎唇(としん)、いわゆる口唇裂(こうしんれつ)や三つ口(みつくち)と呼ばれる状態(写真上)になっていましたが、現在はかなり戻っています(写真下)。

最初の頃は本当に兎唇、まさにウサギのクチビルですね

三つ口には差別的な意味合いがあるため現代では使用が避けられているようですが、正直なところ
「これから三つ口のまま過ごすのか」
と思いましたし、それが原因で飲食もままならず、常によだれが流れ出ることから、
「先が思いやられるなぁ~」
などと思ったりしたものです

嚥下訓練を指導していただいた理学療法士さんに
「くちびるを引っ張ると少し改善しますよ」
と教えていただき、
「そんなもんかなぁ、本当かなぁ」
などと、微妙な疑いを持ちつつも、嚥下訓練を始める前に上くちびるをニョ〜っと引っ張り続けていました。

痛かったですよ、最初は、そりゃあ

だってサクッと切って、右顔面を開いた痕なんですから。

それでも理学療法士さんの言葉を信じつつ、来る日も来る日も引っ張りましたよ、ええ

あれから丸二年、なんとかここまで戻すことができました。

理学療法士さんには私が口の中が痛くて何も食べることができないことから始まり、本当に色々と親身になっていただき、感謝の念に耐えません

今でもお勤めでしたら、一度くらいはお会いして、直接お礼をさせていただきたいところです。

「その節は本当にお世話になりました」
まずはブログにて、挨拶に代えさせていただきます

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