入院中の思い出 scene 32 ~噛み殺し~

入院中の思い出

入院中、いったい何回くらい噛み殺したことか

いえ、あくびを

手術をしてからしばらくの間は、一定以上の大きさに口を開けると激痛が走っていました。

ですから、あくびすらまともにすることができません

何もすることができずにヒマを持て余していたあの頃、日に何度も睡魔に襲われ、そのたびにあくびが出そうになるのを必死に噛み殺していました。

自分の顔面がそうなってしまったことにまだ慣れていないものですから、つい忘れてあくびをしてしい、右あご、右ほほに激痛が走り、ベッドの上でのたうち回ることもしばしばで、自分のアホさ加減に腹立たしさすら覚えていた日々

いつしかあくびの際に大口を開けないクセがつき、もう痛みがなくなった今でも全力、全開のあくびをしていません。

まあ、しようと思っても頭の中の感覚と実際に開く口の大きさが異なるので、昔のようにボワワ~ンと大あくびはできないんですけどね

全力のあくびができないくせに、しっかりと右目からは涙が流れたりしまして。

ほんと、困ったものです

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