固辞

午前中、叔母の家に行ってきました。

母の施設が見つかり、この街を出ることが決まったと伝えると、それはそれは穏やかな、とてもとても安堵した表情を浮かべ、心の底からしぼり出したような声で
「それは良かったねぇ~」
と言ってくれました 

入院中も散々お世話になったことに礼を言い、いよいよ本題に突入です。

用意して来たプレゼン資料を取り出し、一緒の町で暮らさないかと聞いたところ、にべもなく無言で首を横に振られてしまいました 

まあまあ、話だけでもと資料を見せようとしましたが、とつとつと行きたくない理由を語り始めます。

聞けば、叔母が尊敬する知り合いの方が私たちが暮らしている町に住まわれているらしいのですが、どうやらあまり良い話しをしておられないようでして 

どうせなら住み良い土地で暮らしたいと。

「お前の世話にはならない」
とか、
「家系違う」
などという理由ではなく、住みたくない町であるという明確な理由があることが分かりましたので、これ以上の無理強いはやめることにしました。

とても残念ですが、母が街を出たあとは叔母と会う機会もなくなってしまいそうです 

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