次兄を亡くし、初七日、四十九日と過ぎて少しずつ落ち着きを取り戻した頃、実は妻が一年以上も異常出血を放置していることを長兄に話すと、何が何でも病院に連れて行くようにと強く言われました
それが妻を病院に強制連行することになったきっかけです。
それまでも折にふれて病院に行くよう言っていたのですが、嫌がる妻に無理強いはできないと思い、しつこくは言っていませんでした。
しかし、今回ばかりは長兄からの下命だから逃れられないと、引きずるようにして病院に連れて行ったものです。
結果、それが正解で子宮体がんが見つかることになりました
もし、あの時、次兄が大病をしていなかったら。
もし、あの時、北海道に帰る決断をしなかったら。
もし、あの時、長兄が強く言わなかったら。
もし、あの時、無理矢理でも病院に連れて行かなかったら。
もし、あの時、病院の婦人科が診療を再開していなかったら。
・・・
何か見えない力で妻が生かされているように思えてなりません