テレビや雑誌で企業経営者などが成功の秘訣を問われると、
「決してあきらめないこと」
と答えるシーンを最近になって多く見ます。
私が初めてそのセリフを聞いたのは AKB48フォーマットを成功させた秋元康氏の言葉だったと記憶していますが、彼がそんな教訓を流行らせたんでしょうか
諦めず、やり続ける限りは成功に近づくことができ、諦めない限りは失敗ではない、諦めた瞬間にそれは失敗に変わる。
そんなもん、成功者、勝ち組の論理ですよね
30歳を目前にしてもなおアイドルになりたくて地下活動をしている人、40代になっても音楽一本で飯を食うことを夢見ている人、50代になってもお笑い芸人として売れることを信じている人、60代になっても小説家を目指して生活に困窮している人。
勝手にやっている分には良いのですが、それを家族が支えているとしたら
そんな人達に向かって
「決して諦めるな」
などと言うのは、あまりにも無責任で軽率すぎるのではないでしょうか。
家族にとっては迷惑を通り越し、そんなことを言う人に殺意すら覚えるに違いありません。
そんな私といえば、子どもの頃から自分の好きなことしかやっていませんけど
まあ、残念ながら決して成功者ではなかったりするんですけどね、これが