二日酔い 二盃目

酒を飲むのを止めている妻ですが

たまには少しと、何年も前に梅酒を買ったこともありますが、熟成に熟成を重ねた結果、飲むこともなく捨ててしまったと記憶しています。

今では正月三が日の御神酒を口にする程度なんですけど、妻は根が嫌いじゃないものですから、私がほんの少しだけ注ぐと『不満』の二文字を背後に浮かべつつ、力強く目で訴えかけてきまして

それでも多くを飲ませる訳にはいかないので、おちょこの底に 5ミリほど注ぐと、それをクピっと飲み干して
「ぷはぁ~」
と満足気な表情を浮かべたりする妻です

嫌いじゃないのに飲めないなんて少し可愛そうな気もしないではありませんが、飲みすぎると次の日に地獄を見るのは妻ですからね。

ここは地獄に落とさないようにするのが夫である私の努めだと心しているところでございます

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