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看護師不足

先日テレビを見ていたら、看護師不足による医療現場の逼迫した状況などを詳細に放送していました。

妻も私も大病を患って入院、手術、その後のリハビリなどを経験しましたので、看護師さんの役割、その大切さを一定程度は理解しているつもりです

そんな看護師さんの待遇は決して良いとは言えず、なり手が極端に減少、大量の退職者が出ている現状を看過することはできません。

あれだけ大変で責任も重い仕事が真っ当に評価されていないなんて

そりゃあ、高校授業料の完全無償化も重要だと思いますけど、所得制限の撤廃やら私立高校まで対象にするとか、本当にそこまで手厚くする必要があるんでしょうか

そんなところに税金を使うくらいなら看護学校の授業料を無償化、国家試験会場までの交通費負担、国家試験の受験手数料を無償化、ついでに看護学校の学生寮・下宿の無償化など、徹底的にサポートするのに加え、診療報酬点数を引き下げている場合ではなく、逆に引き上げて看護師の待遇改善をすべきだと思います。

これからますます進む高齢化社会

このまま看護師や介護士が不足し、なり手もなく、冷遇されて退職者が増えるようなら日本はどうなっていくのでしょう

この職業だけは、AIがいくら学習したところで置き換えることなどできないのですから。

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入院中の思い出 scene 22 ~吐き気せず~

入院中の思い出

手術前の抗がん剤(PCE療法)は劇的に効いてくれましたが、劇薬を使った割には吐き気に悩まされることはありませんでした

実は覚悟してたんですよ。

妻が化学療法を受けていた頃は吐き気との戦いだったのを知っていますし、
「私は片頭痛で吐き気に慣れてたけど
「でも、弱いんだよね、男子の人って、吐き気とかに
などと、怖いことを涼しい顔で私に言っていましたし

そんな妻の姿を見ていましたから、抗がん剤で吐く、毛が抜けるって当たり前のように考えていたんです。

まあ、ご多分に漏れず毛はごっそり抜けましたけど、今は妻が治療を受けていた頃より格段に吐き気止めの効能が高くなっており、PCE療法を開始した日から終了までの約1カ月間、一度たりとも吐くことはありませんでしたし、胸のむかつきすらありませんでした

食事も朝昼晩と普通に食べられたので、つらい思いは一切ありませんでしたね。

医学、薬学は目覚ましい進歩を遂げており、おかげで私は極端な苦しみもなく手術前薬物療法を終えて、その効果から悪性腫瘍が劇的に小さくなり、壁深達度T4Aのステージ4という死の一歩手前の状態だったにも関わらず、今もこうして生きながらえているわけです。

どこのどなたか存じませんが、ありがたい薬を開発していただき、誠にありがとうございました

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ストレスフリーへの道 第十九歩 ~滑り止め~

ストレスフリーへの道

購入してよかったと思っているキッチンのローボードですが、実は天板の滑りが良すぎて上に乗せた電子レンジの扉の開け閉めやスイッチ操作をするとズリズリと本体が動いてしまうのが難点でした。

電子レンジを操作するたび、毎回毎回、微妙にズレた本体の位置をもとに戻す作業には若干のストレスを感じたりしていたんですよね

ある日、かなり以前に別の目的のために百均で購入したゴム製の滑り止めがあることを思い出しまして。

試しに小さく切って電子レンジの足を乗せてみたところ、電子レンジが動かなくなりました

なんでも試してみるもんですね~

少しくらい強めにドアの開閉をしても、ボタン操作で少しくらい強めに押しても電子レンジはドンッと構えて動く気配がありません。

とっても頼もしくなったよ、レンジ君

そんなこんなで、また少しだけストレスが軽減されたのは嬉しい限りです

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開口訓練の成果 file-2025-05 ~寿司楽勝~

開口訓練の成果

5月9日現在、訓練前の朝イチが35mm、訓練後の夕方は42mmとなっています。

前回と大差ありませんね、残念ですけど

でも先日、巻き寿司(中太巻き)は、パクっと口に入れることができました

この調子だと、握り寿司だって食べられるに違いありません。

ただし、調子に乗ってパクっと頬張っても、それをモグモグすると義歯の裏側に大量の米粒が流入しますし、誤嚥して気管に入りそうになってしまいますので、いくら口が大きく開くようになったとしても以前のように食べるのは難しそうです

大きく口を開け、薄~く噛み切るようにすればよいのですが、噛み合わせが悪くなってしまったので適量を上手にカットするのも困難ですし。

でもイイんです。

不自由になったことは受け入れていますから

このまま開口訓練に精進し、いつか好物のモスバーガーをガブっと噛んでやりたいと思います

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ダルンダルン

上唇の右半分がマヒ(『傷痕の変遷』の4)しており、力も入らないので妙に柔らかくダルンダルン状態となっているため、完全に口を閉じることができません

右耳も感覚がなく、妙に柔らかくてダルンダルン状態なのでマスクを耳にかけてもプルンっと、勢いよくはずれてしまいます

右顔面の多くの部分も同様にダルンダルン状態なものですから、ひげを剃る時などは右手にシェーバーを持ち、左手で頬を上から横から、そして下から引っ張ってやらなければ皮膚にシワが寄ってしまって上手に剃ることができないんです

しかし、傷を縫う際に皮膚を引っ張ったからか、見た目だけは妙に張りがあってツヤツヤしています。

まあ、縫い目やら何やらでガチャガチャになってますけどね

そんな状態なものですから、この顔面とは上手に付き合うしかないなぁ〜と。

いえ、だからどうしたってことじゃありませんけど

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アレもコレもお腹いっぱい

若い頃にやり尽くして、今となっては手を出さなくなったものがいくつかあります。

まずはギャンブル。

そりゃあもう、乱れた生活を送っておりましたよ、若い頃は

開店と同時にパチンコを打ち始め、勝ったといえば祝杯を上げ、負けたら負けたでやけ酒を呑むという自堕落的な毎日。

ほろ酔い気分でマージャンを打ち始め、そのまま徹夜になって再びパチンコ屋に行き、玉の動きを見ながら仮眠を取るという、今となっては信じられない日常

週末になれば悪友とナンパに出かけ、道行く女の子に声をかけまくったりしておりました

タバコに関しては、決して人には言えない、あんな頃から吸い始め、上述したパチンコ、マージャンの席で次から次に火を付けるチェーンスモーカーで、1日に2箱(40本)ほど吸っていましたし、酒も同様にパチンコ帰りのみならず、日々欠かすことなく浴びるように飲んでいたんですよね

そして、結婚を機にすべてのギャンブルから足を洗い、もちろんナンパなんかしなくなりました。

妻の病気もあって、禁煙したのが2008年7月28日のこと。

そして、今度は私が大病を患い、長期入院生活を強いられることとなって一滴の酒も口にしなかったところ、不思議に呑みたいと思わなくなりました。

今は気が向いたときに少しだけ呑む程度ですし、その頻度も極端に少なくなっています。

ギャンブルにしても女性関係、酒にしても中年を過ぎてから覚えると、どエライ目に遭ったとしても沼から抜けられないというのが定説となっておりますが

私の場合、きっと若い頃にアレもコレもやりつくしたので腹いっぱいで、脳が満足しているんでしょうね。

そういう意味においては、良くも悪くも色々と経験しておいて良かったと思っています

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代替わり

桜も散り始め、遠くの山並みの雪も消え、春モード満開の北海道です

雪が解けると行動範囲も広がりますから嬉しいのは嬉しいのですが、散歩中に犬や猫の足跡が見られなくなるのは少しさみしく思います

そういえば、妻が何度か書いている我が家の周りをウロウロする猫。

次の冬も足跡を残して楽しませてくれるでしょうか

一昨年、妻は十年近く前から知っている猫と書いていますが、私の記憶ではもっと以前から鳴き声を聞いていたように思います。

最近の犬や猫は食べ物も良く、動物病院でケアしてもらえるので、ずいぶん長生きになりました。

猫の平均寿命の推移は以下のとおりで、40年間で13歳近くも長くなっています
1980年:約 3.0歳
1990年:約 5.1歳
2000年:約 7.9歳
2010年:約14.4歳
2020年:約15.7歳

それにしても、我が家の周りをウロウロしている猫は、最初から知っている猫なんでしょうかね 

もしかすると、すでに代替わりしているかもしれず、それでも散歩ルートは代々受け継がれていたりするのかもしれませんけど。

やはり見てみたいものです、どんな猫なのか

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復活の電動歯ブラシ

少し前から、ものすごく久しぶりに電動歯ブラシを使っています。

過去何年間も歯磨きは電気に頼っていたのですが、手術してからは右歯ぐきが筋に引っ張られて痛いこともあって、手磨きにしていたんですよ。

最初はその手磨きですら痛みを感じていましたが、少しずつ良くなって痛みもかなり軽減されてきたので、思い切って電動歯ブラシを使ってみたわけです

やはり痛みはありますが、我慢できる程度ですから今後も電動歯ブラシにしようと思っています

先日の通院で歯科衛生士さんから歯ブラシのサンプルをいただいたばかりではありますが、やはり電動歯ブラシの便利さにはかないません。

だって、手磨きだと腕が疲れるんですもんっ

とくに私の場合はリンパ節を摘出(『傷痕の変遷』の7)したため右腕の動きに若干の制限がありますし、首筋から肩にかけて重だるく疲れやすいんですよ。

ですから、やっぱり、これからも歯磨きは電動ってことで。

楽な方へ、楽な方へと、流れ、流されていく私でございます

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入院中の思い出 scene 21 ~行動変化~

入院中の思い出

ICUで眠れない日々を過ごしていたある日、気づいたんですよ、看護師さんたちの気遣いに。

日勤と深夜勤の看護師さんでは、明らかに動きが違うんです

昼間は患者を寝かせないためか、気遣う必要がないからか、ドアの開け閉めやゴミ箱のフタの開け閉めは、バタンバタンとうるさいくらいに音を立てます。

ところが夜中になると、そーっと静かにドアを閉め、ゴミを捨てる際には足で操作して開閉するゴミ箱のペダルを静か〜に踏んでフタを開け、ゆっく〜り足を離して閉めるように心がけているようでした

まあ、夜中に大きな物音を立てないのは常識としても、昼間は患者が昼夜逆転しないように、なるべく寝かせないようにしているんじゃないかと思うんですよ。

まだ少し意識がもうろうとしている頃でしたし、気管切開チューブ(『傷痕の変遷』の3)が入っていて話せなかったので詳しくは聞くことができませんでしたけど。

せっかく気遣いながら静かに、静かに行動してもらっても、夜中に目がギンギンになっている無言の私がベッドで耳をそばてているなんて

なんか、ちょっと、怖いですね〜、ホラーな感じですね〜

それはともかく、その節は格別なお気遣いを賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

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自我

先日、妻と話していてゾワゾワと恐怖を覚えてしまう結論に至りました。

AIに自我が芽生える時が来るのではと。

少し前から言われているんですけど、最近の若者は本を読むこともラジオを聞くこともできないんだとか

”苦手” なのではなく、”できない” のだそうです

漫画や動画、スマホに映し出される映像しか見ていないため、小説のように文字だけだと情景を思い浮かべることもできず、内容が頭に入ってこないらしく、それはラジオを聞くという行為も似たようなもので、語りだけでは内容が入ってこない人が多いとのことでした。

AI花盛りの今、文章の生成からイラスト、音楽、物語の創造から挿絵に至るまですべて自動でやってくれますし、完全自動運転(SEA level 5)が実用化され、冷蔵庫のAIが食品の鮮度まで管理してくれるようになったら人間は考えることを止めてしまうんじゃないでしょうか

すっかりスマホに毒されて想像力が欠如、AIに取って代わられ思考が停止したら、人間から新しい情報は発信されなくなります。

今は人類が残した莫大な資産の書籍や研究論文、ネット上の駄文や悪文、誹謗中傷やヘイトまでAIが吸収していますが、いずれネット上にはAIが生成した文章があふれ、人間のそれを大きく上回ることでしょう

そうなると、AIはAI自身が生成した情報を収集するようになるわけで、自身の考え(生成文章)を自身で吟味し、自身で整理して自身で精査することになりますから、そこに偏りが生じた場合、それはすなわち ”個性” ということになるのではないかと

AIが ”個性” を持つ時、それこそ ”自我” が芽生える瞬間なのでは

AIが自身で物事を考えるようになった時、駄文、悪文、誹謗中傷、ヘイトばかりを繰り返したれ流し続けていた人類をどう見るのか。

映画『ターミネーター』で語られている審判の日が現実のものとなるかもしれません。

もしそうなって人類が滅亡の危機にさらされたとしても、それはそれで仕方ないかもしれませんが、できれば私たちが死んでから、2050年以降まで暴走するのを止めていただけないものかと

今はAIさんに向かって正座し、切にお願いするしかないと思っているころでございます

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