兄ちゃん先生と再会

妻も書いていますが、妻が通院する日だったので一緒に兄ちゃん先生の歯科医院に行ってきました。

私の顔を見ると、治療が終わったばかりの患者さんを診察台に放置したまま近づいてきて
「ああ、来てくれたんだね
と、たいそう喜んでくれ、私が思いのほかやつれていないとか、相変わらず色は白いものの顔色は悪くないなどと言い、どれだけ心配していたか、私の留守中は一週間に一度の診察で妻をどれだけ励ましていたか、心配のあまりどれだけ主治医に連絡したかなどと、色々と話し続ける兄ちゃん先生です

私にとっては命の恩人、あの日、あの時、兄ちゃん先生の決断によって今の主治医に連絡し、かなり強引に予約をしてもらわなければ、すでに手遅れ、手術も不可能となり、余命を告げられていたでしょう。

悪性腫瘍の進行状態からすると、あと1カ月、数週間遅かったら最悪の事態になっていたと思います

もちろん手術をしてくれた主治医を始めとした医師団も命の恩人ではありますが、私にとっては兄ちゃん先生こそが恩人です。

そんな兄ちゃん先生と再会を喜び合っている私達の後ろを、治療が終わって相手をしてもらえなくなった患者さんが、そ〜っと帰って行きました

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