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老いの認識 其の弐拾壱 ~視点~

『老いの認識』一覧

グルメ番組などを見ていると、店のオーナーだったり料理長が若いのに驚きます。

昔は長い修行期間があり、下積みを経てやっと一人前と認められ、それから何年もかかって料理長まで上り詰めたものです

最近は師弟関係も薄れ、それほど長い下積みがなくても店を出せるのかと思ったりしてたんですけど

よく考えてみると、テレビで紹介されている人の年齢は五十歳前後

決して若すぎることもありませんね。

若い頃の自分からの視点だとオッサンになってやっと一人前でしたけど、今の私の視点からすると若い料理長、経営者という風に見えてしまうのでしょう。

こういうのは科学的に見てなんという現象なんでしょうね

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虹のはじまり

数日前、雨上がりの空に虹が架かったと義姉が教えてくれました。

それで思い出したんですけど

こんな私にも純粋無垢な少年時代があったんですよ、これが

まだ小学校の低学年だったころ、雨上がりの空に大きな虹が架かりまして。

その虹は東側にある山のふもとから架かっていたので、友達と虹の始まりを見に行こうと自転車に飛び乗って山に向かいました。

当然のことですが、追いかけど追いかけど虹の出発点には辿り着けません。

それでも無限の体力を誇る小学生たちは自転車で山道を進みました。

山の中腹、いえ、もっと先まで進んだでしょうか。

道のすぐ脇に小川が流れ、そこには小さな滝がありました。

そして、その水しぶきの中には虹色の光が輝いています

今思えば、滝の水蒸気と太陽光の加減で虹が見えたと分かりますが、少年たちはとうとう虹の出発点に来たんだと信じました

一緒に行った友達は、家に帰って親に話すと
「よかったね~」
と言ってもらえたらしいのですが、私の場合は母に
「そんなはずない」
と一笑に付され、心からションボリしたものです

思えば、その頃から母親とは馬が合わなかったんですね、きっと

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立腹案件 case.15 ~缶の溝~

『立腹案件』一覧

ビールの缶って微妙に腹が経ちます。

あの缶の形状なんですけど、天井部分にぐるり一周ある溝と言いますか、くぼみと言いますか

まあ、この部分のことなんですけど。

このへこみ部分は、単に缶を縦に重ねた時に安定しやすく、運送の際に便利だというメーカーの都合でしかないと思うんですよ

我々消費者としては飲みづらいったらありゃしません

最後まで飲み干そうと思うと缶を口に当てたまま真上を向かなければならず、首がグキってなりそうですし。

アルミ缶をリサイクルしようと水ですすぐ際も必死に缶を振らなければ水切りできません

メーカーは自身の都合ばかり優先せずに消費者目線で考えてほしいものです

まあ、私はビール党ではないので年間に呑む本数もたかが知れているんですけどね

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カウンタークロス

手拭き、ふきんに続いてキッチンダスターとも呼ばれるカウンタークロス。

平たく言えば台拭きってやつなんですけど、ついにそれも使い捨てのものを使うことにした私達夫婦です

台拭きとはいえ不潔にしておくわけにもいかず、かと言って食器などを拭く訳でもないので極端に清潔にしておく必要もないという実に微妙な扱いが意外に面倒でして

それなら不織布で使い捨てのものにしたら良いという結論に至りました。

まあ、使い捨てといっても変色したり、不織布が弱くなるまで使ってから捨てますけど。

もう我が家は環境破壊しまくりですね

洗った手は紙タオルで拭いて捨てるわ、ふきんも使い捨てにするわ、カウンタークロスまで使い捨てるわ。

これでも20年くらい前はエコロジーな生活を目指して頑張っていたんですけど

今となってはエコよりエゴ。

自分たちのストレスフリーが最も優先順位が高く、地球環境に関しては後世に任せることと致しました。

これも爺さん婆さんのワガママだと寛容な心で受け止めていただければ幸いです

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立腹案件 case.14 ~ニュース番組~

『立腹案件』一覧

最近はニュース番組を見ていても腹が立つんですよね。

北朝鮮の金正恩やロシアのプーチンの暴挙に腹を立て、ぐずぐずの政治家にも腹を立てたりしてブチブチと血管が切れる音が聞こえてきそうになります

ロシアのウクライナ侵攻もアクセルとなって世界的な物価高、世界的な不況に突入しそうな気配ですから
「プーチン死ね」
などと、還暦を過ぎた爺さんとは思えない過激な思考状態に至ったりする訳で

中国が日本の領海近辺をウロウロするのも気に入らず、
「習近平アホかっ」
と、またブチブチ聞こえたりしますし

また、ニュースの内容ではなく番組の構成と言いますか手法と言いますか、それにもブチブチっとなります

ニュース番組のバラエティ化、ワイドショー化が取り沙汰されて久しくなりますが、私が腹立たしく感じるのは原稿の読み方というか演出なんですよ。

旧統一教会との関係について岸田総理は、
「国民の皆様の声を正面から受け止め説明責任を果たしながら各般の取り組みを進めてまいります」
と発言しました。

という内容だった場合、カギ括弧(「」)の部分を声色を変えてセリフ口調で読む・・・というか、演技する手法はどのテレビ局が、いつごろ始めて広まったのでしょう

あれ、私、スゲー気持ち悪いんですよ

ちゃんとした声優さんが演技するとか、ものすごく岸田総理のモノマネが上手い人とかなら少しはマシなんでしょうけど、アナウンサーとかナレーターがやっているので下手くそですしね。

それを聞くと気持ち悪すぎて腹が立ち、またまたブチブチって聞こえてきます

そんなこんなで、最近は同時通訳で放送されている海外ニュースを主に見るようになりました。

海外のニュース番組は淡々と事件や事故の内容を伝えますし、通訳さんが妙なセリフ口調で演技することもありませんから。

それでも内容がウクライナ問題になるとブチブチって聞こえてきますけど

もう血管が何本あってもたりませんね

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エプロン活用

歳のせいなのか、口に締まりがないのか、私も妻もたまに食べこぼしをしてしまいます

数日前、昼にカレーラーメンを食べたんですけど、その際に妻が食べこぼしや跳ねを気にしていまして。

焼肉屋さんのように首から前掛けをすべきか、ひざ掛けもすべきか

そこで思いついたのがエプロンです

今年からセミリタイアした私もMyエプロンを持っていますから二人でエプロンをして食事をすれば良いのではないかと

で、早々にエプロンをしてカレーラーメンを食べ始めたんですけど

さっそく役に立ちましたよ

いえ、私が

スープを飲もうとしたところ勢いがあまり、口の横からツツーとこぼれるという、なかなか素敵なことになってしまいました

もしエプロンをしていなければ大惨事になったことは間違いないでしょう。

妻が気にしてエプロンをしたのに私がやらかしてしまうなんて、情けなくて溢れ出る涙を禁じえません

これからもどんどん口に締まりがなくなり、指先の感覚も衰えてくるでしょうから食べこぼしも多くなるんでしょうね。

食事の際のエプロンは欠かせないものになるんじゃないでしょうか

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本当にあった怖い話 第五幕 ~叫び声~

本当にあった怖い話

妻と結婚して最初に住んだ賃貸マンションでの出来事なんですが

いわゆるタワマンで外観は立派だったんですけど、上階で子供が暴たりする音が響く構造だったんですよね。

うるさいのは子供だけではありませんでして、夫婦喧嘩も実に激しく

ある日、いつもにも増して激烈な夫婦喧嘩があり、換気口から奥さんの叫び声が漏れ聞こえてきました。

それが
「だれか助けてー」
「こ、殺されるー」
という切羽詰まったものでしたが、妻と顔を見合わせてオドオドするしかありません

110番通報しようか本気で悩みましたが、ほどなくして静かになったので安堵していたんですけど

ところが、それから三日間ほど上階から一切の物音が聞こえてきません

夫婦喧嘩どころか子供が飛び跳ねる音もなく、とにかく人の気配がしないんですよ。

妻と二人、
「もしかして本当に殺されたのかも」
とか
「死臭がしてきたら警察に知らせるしかないね」
などと、だれに聞かれる訳でもないのにヒソヒソと話したりしておりました。

不安と恐怖に満ちた日々を過ごした数日後。

上階からドタバタと子供が暴れる音が聞こえてきました。

あれだけうるさいと思っていたのに、その音に物凄く安堵したのは言うまでもありません。

家族で旅行でもして家を空けていただけかも知れませんが、本当にあの数日は生きた心地がしませんでした

人を恐怖や不安に陥れるような夫婦喧嘩はやめていただきたいものです

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ドアノブ vs. 指輪

ドアノブが汚れているような気がしたので目を近づけてみると、それは汚れではなく無数の細かいキズがついているものと判明しました。

しかし、なぜ細かなキズがつくのか分からず悩んでいたんですけど

ひらめきましたよ  私。

たぶん指輪が原因なのではないかと。

私は右手でドアノブに触れるのでキズつけることはありません。

そこで妻に私の予想を伝え、
「もしかして左手を使ってる
と訊いてみたところ、
「だから指輪がボロボロになってたんだ
と、言います。

以前から指輪にキズがつくのを気にしていたようですが、それは炊事で鍋などを持ったりするのが原因なのではないかと推測していたのだそうです。

私は私でドアノブのキズの原因が判明し、妻は妻で指輪のキズの原因が判明したので二人で深く納得したりしていました

妻はこれ以上指輪をキズつけないようにドアノブに柔らかなものを巻いて対策してくれています

この家でそれに気づかず過ごした14年、金銀プラチナがどれだけ減ったことでしょう。

今は価格が高騰していますから合計で16円くらい損したんじゃないでしょうか

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老いの認識 其の弐拾 ~上げ棚~

『老いの認識』一覧

びっくりドンキーやモスバーガー、ケンタッキーフライドチキンなどに行って客席にお年寄りがいると、最近の年寄は元気だなぁなどと思います。

私の祖父母などは脂っこい物はあまり好まず、肉よりも海産物を好んでいました。

まあ、私の祖父母に限らず、お年寄りはみんな似たりよったりだったんじゃないでしょうか

ところが今のお年寄りときたら、ハンバーガーだろうと焼肉だろうとピザだろうと平気で食べています

時代が変わって元気なお年寄りが増えたんだなぁと感慨に浸ったりしていたんですけど

よく考えたら自分もすっかり年寄りの仲間入りをしておりまして

こんな白髪頭の爺さんがモスバーガーをモリモリ食べたり、びっくりドンキーで食事をしているのですから、同年輩または少しくらい年上の人が店にいても決して不思議じゃなかったりする訳で。

そんな当たり前のことをよく考えなくちゃ分からないのが致命的ですね

自分のことを棚に上げるにも程がありますし、どんだけでっかい棚があるんだって言われそうです

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好きな香り

少し前に苦手な音に関して書きましたけど、逆に好きなものもあります。

好きな色、好きな味、好きな香り

そりゃあミント系や花の香りなどを良いと思うのは当たり前でしょうけど、中にはフェチ的に好きな香りというものもありまして

妻の場合、タールの匂いが好きなのだそうです。

特に道路工事などで新しく敷かれたアスファルトから発する独特な香り。

私も嫌いじゃありませんけど好きというのとはちょっと違います。

私が好きなのは火薬の香りでして

マッチをすった時の香りにも含まれますが、それよりも花火の燃えかすなどが発する強烈な火薬の匂いがたまらなく好きなんですよね。

子供の頃、遊び終わった花火をクンクンしていると、将来は爆弾魔になるのではないかと親が心配したりしたものです

まあ、それは危惧に終わってテロリストの道を歩むことはありませんでしたけど。

三つ子の魂百までと言いますが、還暦を迎えた今でも火薬の香りが好きなのは変わっていません。

きっと死ぬまで変わらないでしょうね、こればっかりは

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