『メンソール』を『めんそ~れ』と琉球風に言ってみたりする、とっても愉快な妻ですが
そんな時、決して大笑いしたり、激しいツッコミを入れてはいけません。
あまり攻めると妻はションボリしたり悲しそうな顔をしたりしますからね
こみ上げてくる笑いを必死にこらえるしかない私は、大晦日恒例のダウンタウンの特番ようです。
『絶対に笑ってはいけない 天然妻の棲む館24時』
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
私は子供の頃から好き嫌いがないほうでして
ネギ、ピーマン、ニンジンなど何でも食べて親から褒められたりしておりました。
晩御飯がカレーだったりすると父は
「お前はニンジンが大好きだからなぁ」
「お前は偉い」
と私を褒め称え、
「そんなに好きならお父さんの分もあげよう」
と、自分の皿の中のニンジンをくれたものです
当時はなんて優しい父親なのかと思っていたのですが
後に母から聞いた話によると、父はニンジンが嫌いだったのだそうでして
どうやら自分が食べたくないものだから私を褒めちぎってニンジンを食べさせていたらしく
まあ、今にして思えば笑い話でしかないのですが、何という奴かと思ったりしましたよ、ホント。
しかし、長生きの母とは異なり、不摂生だった父は 60歳でこの世を去ってしまいました。
妻も書いているように 12月26日の今日は、そんな父の 25回目の命日だったりします
クリスマスが近づき、近所の店でケーキを予約した妻はウキウキしています。
以前から何度も書いていますけど、私は甘いものが苦手なんですよね。
それでもたまには妻に付き合って和菓子やケーキを食べたりするんですけど
その際、なるべくダメージの少ない甘さ控えめのものを選んだりします。
和菓子系なら求肥やすあま、ケーキならチーズケーキかミルフィーユ。
いずれも、あえて選ぶのなら、どうしても食べるのなら、という苦肉の策、究極の選択、一大決心な訳です
それなのに妻ときたら
「あれが大好物だもんね~ 」
とか
「大好きだからいつもこれ選ぶんだよねっ 」
などと、勝手に私の好物に仕立て上げようとしておりまして
そう言われるたびに苦笑しつつ、おい、ちょっととか思うわけでありますが。
これは罠ですね、甘い罠、別の意味でのハニートラップ、ハニトラですよ、きっと
我が家では目覚まし時計二個を使って起床してるんですよね。
多くの場合、枕元で鳴るベルの音で目覚めた私が先に布団から出てトイレに行きます。
妻の枕元で二個目の目覚ましが鳴り終わった頃に私が着替えを始め、妻が布団から抜け出すんですけど
ある日の朝、寝ぼけた妻が言いました。
「今日は珍しく目覚ましが鳴ってから起きたんだね」
と
私が答えに窮していると
「いつもは鳴る前に起きるのにね」
と続けます。
・・・
いえ、ほぼ毎日のように目覚ましで起きてますけど
どうやら一個目の目覚ましは自分には無関係だと妻の潜在意識に刷り込まれてしまい、ベルの音が耳から脳まで到達しないようでして。
それを伝えましたが、聞いているのかいないのかボワワ~ンとアクビをしながら洗面所に姿を消す妻です
足の痛みが消えたとは言え、さすがに米寿を迎えた母の歩く速度は一歳児なみといったところでしょうか。
すっかり足腰が弱ったと思っていたのですが
病院に付き添ってくださる看護師さんが言うには、これでも施設内で三本の指に入るくらい歩けるほうなのだそうです
入居者さんの多くは車で病院に来て院内では車椅子を使うのだとか。
それを聞いた母はちょっと誇らしげな顔をしておりました。
それでも誕生日の日にドトールコーヒーからブティックまで歩き、それから店内をウロウロすると疲れたらしく、会計を済ませてタクシーが来るのを待っている間は店の棚などにつかまり立ちしていましたけどね
妻も書いてくれていますが
生えてから20年以上、長いこと放っておいた親知らずがあったんですけど
それを先週の木曜日に抜いてきました。
えらく曲がって生えていて、手前の奥歯を圧迫していることと、接触部分が虫歯になりかけているのだとか。
とにかく斜めに生えているものですから抜くのが大変で、兄ちゃん先生も口を開けっ放しの私も必死です
途中、幾度かのインターバルを取りつつ一時間以上かけてやっと抜くことができました。
かなりグリグリと無理して抜いたので、その日の夜は痛みが激しく
それでも鎮痛剤を服用してなんとか就寝したところ、次の日には痛みが半分以下になっていました。
抜いた部分の歯茎はまだまだ落ち着かず、少し痛みも残っているのでまた兄ちゃん先生のところに行って診てもらってきます
妻も書いていますが、月曜日は母の誕生日、それも米寿という節目だったので、いつもよりは少し豪勢に祝ってやろうということになりまして
昼食は寿司でも何でも好きなものを食べさせようと本人に確認したところ、サンドイッチが食べたいということで
しかしコンビニで買うのもアレなので、ドトールコーヒーに寄ってミラノサンドを食べました。
その後は徒歩数分の所にあるブティックに行き、好きなものを選べと言ったのですが
今日はせっかくの米寿の祝いなので迷っていた三着とも勧めたところ、以前までは金額のことなど考えもせずに購入していたくせに
「一着で十分なんだけど」
などと言います
美容室でカットと毛染めをしたいと言っていたのでお金を渡してあるのにも関わらず、今日も白髪が目立つ頭で通院したりしており
もうおしゃれ番長は卒業なんでしょうか
まあ、それでも服は二着購入する運びとなりましたけどね。
以前にも書きましたが、子供の頃は落ち着きがないと親に叱られていました。
10分たりともジッとしていられないと言われたものです
ところが今となっては平日は朝から晩までパソコンの前から動きません。
動くのは食事の時とトイレに立つくらいなものです
休日などはもっとひどく、朝から晩までリビングの中央から動きません。
食事も同じ場所ですから動くのはトイレに行くときくらいでして
子どもが落ち着きがないと不安視されている親御さんも多いでしょうが、いつか落ち着くでしょうから心配ご無用かと