ついに手術の日を迎えてしまった
普段は寝つきの良い妻も昨夜は眠れなかったようだ。
麻酔科の医師が病室に来て様々な説明を受ける。
麻酔で副作用がでたり、後遺症が残る場合もあるという。
やはり様々なリスクがあるものだ。
手術開始予定は 12:00。
無事に終わってくれることを願う
(共に闘う夫の携帯電話)
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
午前中のうちに一時帰宅から病院に戻り、担当の医師から明日の手術に関しての説明を受けた。
想像していたより大がかりなものらしく、3-4時間ほどかかるそうだ
ヘソを迂回して腹を切り、子宮の他に複数のリンパ節も摘出するという。
医師に 7月末から禁煙していることを自慢げに伝えたが、
「はいそうですか」
的に軽くあしらわれてしまった
たった一カ月程度では禁煙したうちに入らないのか
妻は緊張しているように見えるが、単に絶食で腹ペコなのかもしれない。
それにしても強くなった
あんなに泣き虫で怖がりなのに、手術に関する恐怖心を表に出さない。
すっかり腹をくくっているのか、気を使っているのか。
(共に闘う夫の携帯電話)”
妻と一緒に病院に行き、医師の話を聞く。
「あくまでも主観ですが」
という前提で聞かされた内容は、
1. ガン細胞は他への転移、リンパへ乗っていないのではないか。
2. 進行期は Ib ではないか。
3. 抗がん剤治療までは必要なく、手術での摘出が可能ではないか。
ほっとしたのと同時に肩の力が抜ける。
ガンであることに変わりはないが、Ic と言われていたのが ステージIb になったのだから喜ばなくてはいけないだろう。
ただし、いずれも主観であるため、やはり摘出して検査しなければ正確なところはわからない。
今後の予定は妻が書いている通りだが、手術でリンパ節まで摘出するので回復に時間がかかるため、退院は術後約 3週間後ということだ。
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(共に闘う夫)