朝の散歩をしていると春の芽吹きを見ることができます。
桜の開花はまだ先なので、つぼみは固く閉じたままですけど
先日、家を出てすぐのところで蕗の薹(ふきのとう)が顔を出しているのを見つけました
固い地面を押し分けて出てくるのですからすごいものです。
真冬になれば地面も凍るわ、カチカチに固まるわ、その上に雪は積もるわの過酷な環境になりますが、それでも翌年には力強く芽吹くんですからね
この生命力を見習って私も強く生きていきたいと思います
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
今のところ一番使いやすいシーネは何度も修理を繰り返していますが、もうかなりボロボロなので、すぐに破れたりしてしまうんですよ
そのたびに修理してもらうのは費用もかかり、診察時間も長くなってしまいますし、どんどん厚みが増してフィット感も薄れてしまいます。
そこで、自力で修理してみようと瞬間接着剤を購入して破れた部分をくっつけてみました
今のところ、とても良い具合で見事にくっついており、飲み食いするのにも問題がありません。
自力修復を試みた後で主治医がシーネを見ましたが瞬間接着剤でくっつけたことはバレませんでした
前回の診察の際にお願いして新しいシーネも作ってもらえることになりましたので、それまで使いやすいシーネを大事にしていきたいと思います
また顔面にボツボツが出ています
1月に発疹が出てから2カ月ぶりのことで、第何波なのか覚えていないくらい出たり引っ込んだりを繰り返しておりまして。
これはPCE療法で使用した抗がん剤の副作用だと思われるんですけど、主治医に伝えたところで
「あぁ、そうですか~」
と、軽〜く受け流されることでしょう
こういう細かなことも真剣に聞き、今後も同じ症例の人が現れた時の参考にすべきだと思うんですけどね。
どうもこの主治医は手術までは対応が良く、それ以降のアフターフォローが手薄な気がします
妻に言わせると、
「あれだけ劇的に抗がん剤が効いたんだから副反応も強く長くなるんじゃない 」
とのことなので、その説を素直に受け入れるべきなのではないかと。
医者なんかより妻のほうが信頼できますし、頼りがいがありますからね
12日の手術以降、傷が塞がるまで開口訓練はしないようにと言われていました。
28日の診察で病理検査の結果を聞き、口内の傷も癒えたので貼られていた人工皮膚を除去し、開口訓練の再開に支障はないと言われたので翌日から訓練用の器具を使ってグリグリと口をこじ開けているんですけど
2週間も休んでいたので痛いこと、痛いこと
おまけに訓練を始めた翌日から3日ほどは、8月25日の手術で開いた右顔面が筋肉痛になってしまいました。
最初は筋肉痛だと分かリませんでしたし右目のまぶたにまで痛みがあったので、また目が腫れるのではないかとドキドキしてしまいましたが、翌日になっても異常は認められませんでしたから、これは訓練を再開したことによる右顔面の痛みであって、それは筋肉痛の一種なのであろうという結論に至ったわけです。
手術によって以前の体とは異なる今、常識では考えられない事が起こるものなんですね
抗がん剤による治療の副作用で頭髪以外の体毛が濃くなってしまい、眉毛もボーボーで西郷隆盛的な雰囲気が醸し出され、どうしましょって感じだったんですよね。
ところが不思議なことに、となりの店で髪を切って顔剃りもしてもらったところ、それ以降は余計なところに毛が生えてこなくなりました
あれだけボーボーだった眉毛の発毛が収まり、かえって以前より薄くなったみたいです。
そういえばヒゲも濃くなっていませんので顔周りに関しては以前と大きな差はありませんね。
それでも今のところ、首から下の体毛は濃いままで推移しておりまして
眉毛と同様、一度剃るか抜くかすれば生えてこなくなり、以前と同じくらいになるんでしょうか。
まあ、誰に見せるわけでもないので、このまま放置しておきますけどね
11日からの入院中にあった出来事なんですけど
私は強迫性障害っぽいところがあるものですから、病棟のトイレでも使いかけのトイレットペーパーも残り少ない順に並べ、ホルダーに入っているものも含めて切り口が見えないようにしてしまいます。
ところが、この写真、私がやったものではありません。
トイレに入るとこうなっていたんです
まるで私のシワザのような整え方
いるもんですねぇ〜、同じような性質の持ち主が。
こんな自分に嫌気が差すこともありますが、同じような人がいると分かって少しホッとしました。
ああ、自分だけじゃないんだ
同質、同類の人が他にもいるんだ
きっと、これをやった人も同じように感じているかも知れませんね。
もう、この歳になると距離感がなくなってきているようでして
私の場合、右目の視力が極端に悪いのも影響しているのかも知れませんが、所定の場所に何かを置こうとして的が外れたり、何かを取ろうとして手をぶつけたりすることなど日常茶飯事です。
洗面所で手や顔を洗い、水気を飛ばそうと手を振っていて蛇口に死ぬほど指を打ち付け、痛さのあまり声が出そうになりますが、ここで大声を出そうものなら何事かと心配した妻がすっ飛んでくるのは目に見えていますから、声を押し殺しつつ痛みに耐え、自業自得だと分かっていながらも怒りのやり場がないため、蛇口を横目で睨みつけるしかない私だったりします
それでもまだ歩いていて人にぶつかったり、漫画のように電柱に激突したりすることはありませんし、自転車に乗っていて危ない思いもしたことはありませんので人に迷惑をかけることはありませんが、なんだかなぁ~って感じなんですよね
妻も同じように距離感がなくなっているようで、たまに食器をガチャガチャいわせたり、何かをガタンと倒したりしています。
今日も妻がコーヒーカップに手を伸ばしたところ、思いっきりひっくり返してカップの中の98%を失う結果となってしまいました
加齢と距離感に何らかの関係があるのか、Google先生に訊いてみたところ、
加齢にともなって眼から脳へ視覚信号を伝える神経細胞が減少し、奥行きの認識の仕方に影響を及ぼして距離の判断を難しくします。
とのことですので、やはり蛇口に手をぶつけたりするのは歳をとったからだったんですね。
それならそうと諦め、これからは皿を割ったり指を骨折したりしないよう、慎重に行動したいと思います
12日の手術で摘出した組織の病理検査の結果、悪性腫瘍ではありませんでした
今日の通院で知らされるとは思っていなかったので、良い意味でのサプライズとなりましたよ。
診察が終わってすぐ妻にLINEで知らせ、喜びを分かち合いました。
そして帰宅してからも二人で喜び合い、祝賀ムード全開です
今回は悪性腫瘍ではなく、組織が硬直化して炎症を起こしたものだったとのことでしたが、これから先も何年かは転移、再発に怯えつつ生きてゆかねばならないのでしょう。
しかし、極端に怯えることなく過ごします
妻と楽しく笑って過ごせば、きっと免疫力も上がり、再発リスクが下がるに違いありません
いつかは剥がれると言われていた右足親指の爪が、ついにポロリと。
医師から言われていたとおり、痛くもかゆくもないものですね。
剥がれた爪の下には新たな爪が8割ほど出来ていましたので、歩いたり走ったりするのに支障はありません
まあ、走ることはありませんけど
昨年の6月末から始まった爪の変色も、約8カ月半の時を経て終わりに近づいています。
これでやっと安心・・・と、言いたいところですが