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猜疑心の塊 疑念の五 ~全身脱毛~

猜疑心の塊

全身脱毛に関し、まことしやかにささやかれ、喧伝されている謳い文句、

介護してもらうようになった時、家族や介護士さんに迷惑をかけないようにVIO(デリケート)ゾーンの脱毛は必要です

などというのはウソなんだそうです

現役の介護士さんに言わせると、下の世話の大変さは毛があってもなくてもいっしょなのだそうで、毛があったからといって下の処理が大変だということも、毛がないと楽だということもないのだとか。

なんか、ズルいですね

そんな売り文句で脱毛サロンや脱毛機器なんかを宣伝するなんて。

強迫観念を植え付けなくたって体毛の濃さに悩んでいる人、ひげ剃り、その他の毛の処理が面倒だと思っている人が一定数はいるでしょうから、それなりの需要はあるはずです。

あまり人の不安をかき立てるようなマネはしていただきたくありません

できれば真っ当な商売をしていただければ、と、ええ

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入院中の思い出 scene 31 ~激痛歯磨き~

入院中の思い出

自力で一定以上の大きさに口を開けようとするだけで痛くて仕方なかったので、歯科衛生士さんの口腔ケアを受けるのは、それはそれは辛いものがありまして

2023年8月25日の手術から11月5日までの約2カ月間は歯磨きをすることができませんでした。

口の中の傷や、あらわになってしまった粘膜質部分にブラシが当たってはいけないというのが理由だったと記憶しています。

どうせ胃ろう(『傷痕の変遷』の2)から栄養分を注入するだけですから、何も口にしていないので歯の汚れなどないと思っていましたが、実は唾液とか分泌物だけでも汚れは付着するんですよ

その汚れを落とすため、毎朝の診察の前に歯科衛生士さんが歯ブラシで磨いてくれました。

粘膜質の部分に付着した汚れもスポンジブラシとピンセットを駆使して剥ぎ取ったりするんですけど

その圧力によって、限界の大きさより、さらに大きく強制的に口を開くことになるものですから、『激痛』よりもっと痛い、『爆痛』とでも言いましょうか、そりゃあもう、10段階で17くらいの痛みに襲われ、診察台に座っていても、つま先までピーンと伸びて両手は空をつかんだまま体が固まったりしました

歯科衛生士さんが慌てて
「だ、だいじょうぶですかっ
と聞いてきますが、返事なんかできる状態じゃありませんよ。

数十秒は固まって、その後に蚊の鳴くような声で
が、がんわりわふ(がんばります)」
と、答えるしかない毎日でした

もう、まるでドMの変態プレイみたいで、情けないからか、痛いからか、単に目が閉じないからか、診察台で流した涙の量は、たぶん52.8リットル位に達したものと思われます 

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歩き姿

私って歩く際の姿勢が良いのだそうです。

いえ、そう言ってくれたのは妻なんですけどね

「だから人目をひくのかも」
と付け加える妻。

やけに人から見られるのも、歩く姿勢が良いので、良く言えば堂々と、悪く言えば威圧的、デッケー態度で歩いているからなのかもしれません

そう言われれば、若い頃から歩く姿勢などには気をつけてきたように思います。

背を丸めて歩かないという単純なことから始まり、両手をパンツのポケットに入れないようにしていました。

両手を入れるとスーツの上着がめくれ上がり、尻が丸見えになってしまうからです

人様にお見せするほど美しい尻じゃありませんし。

また、少し重いものを運ぶ際もなるべくショルダーバッグは使わず、リュックサックなどもってのほかと決めていました。

スーツ姿でショルダーストラップを肩にかけると荷物の重みでズリズリと上着の胸がはだけたり、首の部分が後ろに引っ張られたりして、『抜き右衛門(着物の衣紋抜き(えもんぬき)が転じた言葉)』状態になってしまうのが嫌だったんですよ

誰が見ているわけでもないんですけど、それが私の偏った美意識といいましょうか、小さな見栄、こだわりとでもいいましょうか

でも、痩せすぎの爺さんになってしまった今、大手を振ってノシノシ歩かず、廊下の隅をコソコソっと歩いたほうが良いのかもしれません。

いえ、いやですね、やっぱり今までどおりの歩き方で、周りの人を威圧し続けてやろうと思います

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ももはぎ

桃の皮を上手に剥ぐ方法って話じゃなく、太ももの皮が剥がされたって話です

右顔面を切り開いて上あごの骨を削り取る(『傷痕の変遷』の4)手術で右ほほの肉も失ったため、腹筋を切除(『傷痕の変遷』の5)して移植し、それを覆うために太ももの皮膚を切り取って(『傷痕の変遷』の6)移植しました。

で、皮を剥ぎ取られて数日経った太ももがこれ。

皮っていっても表面の薄い皮膚ではなく、まあまあガッツリ剥ぎ取るものなんですね

大量の鎮痛剤を投与されていたからか、このときは痛みを感じることもありませんでしたが、治りかけにひどく痒くなったのを覚えています。

抗がん剤治療の副反応で体が痒いのか、治りかけの傷がかゆいのか、その両方だったのか、とにかくボリボリしては看護師さんに叱られたりしたものです

あれだけバリボリと掻いていたのに脚のすねみたいに痕は残っておらず、今ではどの部分が切り取られたのか分からなくなりました。

まあ、たかが皮膚ですからね

他の切り傷や穴みたいに痕が残らなくて当然ですけど。

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年末の準備

ハロウィンもクリスマスもまだだというのに、やれ年賀状印刷受付だ、おせち料理予約だと、世間は私達夫婦にただならぬプレッシャーを与えてきます

でも、そうなんですよね。

頭の回転も行動力も衰えているので、そろそろ色んなことの準備に取りかからなくては、何もしないまま気づけば大晦日になっていたりするかもしれません

ぼちぼちカタログを集めておせち料理をどれにするか吟味したり、ネット上で来年の年賀状のデザインを物色したりすべきなのでしょう。

また12月になったら隣の理美容室のマユちゃん一家、ソラくんとウミちゃんも帰省してきます。

おせちや年賀状よりも先に、二人のクリスマスプレゼントをどうすべきか

そしてお年玉は

ウミちゃんはまだしも、小学生になったソラくんは  小学校低学年の相場は

紅葉もまだ、初雪もまだだというのに、物凄く強い切迫感に襲われています

明日にでもクリスマスが来てしまいそうな勢いですよ、マジで。

まあ、自分たちのことはさておき、ソラくん、ウミちゃんのことに関しては、むしろ嬉しかったり楽しかったりするんですけどね

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兎唇回避

手術した直後、鼻の下の切り傷(『傷痕の変遷』の4)が影響し、私のくちびるは兎唇(としん)、いわゆる口唇裂(こうしんれつ)や三つ口(みつくち)と呼ばれる状態(写真上)になっていましたが、現在はかなり戻っています(写真下)。

最初の頃は本当に兎唇、まさにウサギのクチビルですね

三つ口には差別的な意味合いがあるため現代では使用が避けられているようですが、正直なところ
「これから三つ口のまま過ごすのか」
と思いましたし、それが原因で飲食もままならず、常によだれが流れ出ることから、
「先が思いやられるなぁ~」
などと思ったりしたものです

嚥下訓練を指導していただいた理学療法士さんに
「くちびるを引っ張ると少し改善しますよ」
と教えていただき、
「そんなもんかなぁ、本当かなぁ」
などと、微妙な疑いを持ちつつも、嚥下訓練を始める前に上くちびるをニョ〜っと引っ張り続けていました。

痛かったですよ、最初は、そりゃあ

だってサクッと切って、右顔面を開いた痕なんですから。

それでも理学療法士さんの言葉を信じつつ、来る日も来る日も引っ張りましたよ、ええ

あれから丸二年、なんとかここまで戻すことができました。

理学療法士さんには私が口の中が痛くて何も食べることができないことから始まり、本当に色々と親身になっていただき、感謝の念に耐えません

今でもお勤めでしたら、一度くらいはお会いして、直接お礼をさせていただきたいところです。

「その節は本当にお世話になりました」
まずはブログにて、挨拶に代えさせていただきます

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スカパー!解約

ついに、つ、ついに、長く懸案事項になっていた『スカパー!』の解約手続きをしました

今月末をもって受信終了となります。

解約の決断に至るまで紆余曲折ありましたし、迷いに迷いましたけど

先月放送の番組でも悪天候によるデジタルノイズが多発、受信できない状態にもなってしまい、連続ドラマの視聴を断念せざるを得ませんでした。

そいうのが嫌なのも解約検討の理由でしたから、もう何も迷う必要がなくなったわけでして。

で、昨日の夕方にネット上で解約手続きを済ませましたよ

気分的に物凄くスッキリした反面、一抹の寂しさを感じているのも事実です

なにせ長く視聴していましたからね。

でも、これで、悪天候など気にせずAmazonプライム・ビデオを最大限に活用し、見るものがなくなったら躊躇なく他社サブスクもバンバン利用するつもりですし、むしろ今はそれが楽しみですらあります

そんなわけで、今までありがとうスカパー!、さようならスカパー!

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開口訓練の成果 file-2025-10 ~舌がチリチリ~

開口訓練の成果

開口訓練の最中、そして終わって少しの間、麻痺している舌の右側面にチリチリとしびれた感じが残ります

これが舌に苦みを感じるのと極めて似た感じで脳に伝わるんですよ。

今は訓練中と後だけですけど、少し前まではずっとチリチリしていましたから、それで絶え間なく口の中がニガニガだと感じていたんじゃないでしょうか

で、今日の成果は

訓練前 45mm(±0mm)、訓練後 52mm(±0mm)

前回と変わりありませんけど、今も力を加減して口を開くようにしているので想定の範囲内です

「あわてない あわてない、ひとやすみ ひとやすみ」(by 一休さん)

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ヒアリング・スキルアップ

私の不明瞭な発音を聞き取ってくれる妻のヒアリングスキルが高いことは以前に書きましたけど

その能力はどんどん向上し、ヒアリング精度が飛躍的に高まっているんです。

義歯を装着しない状態で
「ふがふが」
と話しても理解してくれるのはもちろん、今では口を閉じたまま
「んごんご」
言っても60%近い確率で聞き取ってくれるようになりました

義歯を外している時、唇を強く閉じなければ唾液が出てしまうので、妻に話しかけられても口を開かずに
「んご、んを」
とかしか返事ができないんですけど、それを見事に聞き取れるんですよ、妻は。

な、なんという実力なんでございましょう

これはもう、特殊能力ですね、きっと。

そのうち、私達夫婦は声を発しなくてもテレパシーで会話できるようになるんじゃないでしょうか

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入院中の思い出 scene 30 ~元の毛~

入院中の思い出

抗がん剤の副反応で体毛が濃くなったことは何度も書いてきましたが、ここにきて各部位の毛は元に戻りつつあります。

それが顕著なのはヒゲです

濃くなっていたヒゲが以前の水準にまで落ち着いて、剃ってから24時間くらい経過しても手でさわってやっと伸びてきたのが分かる程度になり、2日経っても目立つことのないショボショボのヒゲに戻っています

ちょっと男っぽくなった腕毛もすっかり消え、すね毛も抜けてツルンとした状態になりました。

手の甲や指毛もなくなり、ゲジゲジ眉毛も普通の眉毛、今はすっかり元通りになっています。

でも、ただ一箇所、あの、その、あれです、アソコの毛なんですけど

そこだけは、モッサーとしておりまして

元から濃いわけではなく、下っ腹にまで毛があるとか、ヘソまでつながっているとかではありませんでしたし、今もそこまで濃くはなっていません。

でも、明らかに以前より密度が高く、毛の長さも1.2倍くらいになったような気がします

他の毛は元に戻ったというのに、どうしてココの毛だけ濃いままなんでしょうか

こんなこと主治医に相談するのもアレですし。

もう、これは、諦めて自然の成り行きに任せるしかなさそうですね

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