2・3日前から、少し頭がモワッとして、頭痛になりそうな気配があった。
本格的な頭痛になると、ご飯仕度が出来なくなるかもしれないので、夫に「頭痛になるかもしれない。」と伝えておいた。
今は全く気配もなく、回避出来たようだ。
ただ、頭痛になりそうと夫に言ったことをすっかり忘れていて、ひそかに心配をしてくれていた夫に申し訳ないことをした
それとちょっと思い出したが、今週になってからお腹のチクチクがほとんどない。
少しお腹の中も安定したのだろうか。
このままチクチクした痛みがなくなってくれたらいいな
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
昨日の続きで、今日もパン屋さんの話。
抗がん剤治療のために、月に一度入院をしていたが、遠方に住んでいたため、朝早い高速バスに乗り、病院へ向かっていた。
地下鉄に乗り換えて病院へ向かうと、お昼前に到着。
午後1時までに入院の手続きをすることになっているので、どこかで昼食を摂らなければいけない。
そこで、毎回一人でそのパン屋さんでお昼を食べてから、入院をしていた。
月に一度と言っても、最初に会った時には髪の毛があったし、次は帽子をかぶっていたり、かつらをかぶっていたり、外見はちょっとづつ変わっていたのに、店主の方はいつも気が付いてくれた。
6回の抗がん剤治療が終わってからも、2ヶ月に一度の外来の時に寄っている。
ただ、6月の検診の時、頭痛になってしまい、食欲もなくしんどくてパン屋さんへ行くことができなかった
そうしたら、先月行った時に店主の方から、「今回はちょっと間がありましたね。」と
もうすっかり覚えてくれているようだ
億劫になりがちな検診ではあるが、私の場合はパン屋さんに寄るという楽しみがある。
その他にも、患者仲間が会いに来てくれるので、どちらかというと楽しみの方が多かったりする
これは2月の入院日に食べたもの
ちょうど一年前、一回目の抗がん剤治療を終えて退院をした。
夫の宿泊施設に荷物を置いて、まずは隣のパン屋さんに昼食を食べに行った。
実はこのパン屋さん、これまでのブログの中に何度も登場している
イートインできるお店なので、最初の外泊のときも、ここで昼食を摂った。
入院中に、ここのパンが食べたくなって夫に買ってきてもらったこともある。
とても美味しいパンとコーヒーで、その日も退院をしたのが嬉しくて、ついパクパクと食べてしまった。
そうしたら急に冷や汗が出て、目の前がチカチカして、座っていられなくなった
お昼時を過ぎていたため、他にはお客さんがいなかったので、店主の女性に断わってから、椅子を並べて横になった。
抗がん剤で食欲が落ちているのに、急に食べたものだから、胃に血が集中してしまい貧血になってしまったのだ
店主の方が心配そうに声をかけてくれたので、夫が近くの病院から退院をしてきたばかりであることを説明してくれた。
冷や汗が引きチカチカが治まったので、店主の方にお詫びをしてお店を出た。
夫の宿泊施設へ戻って一息つき、パンを全部食べられず残してしてしまったことが残念と言うと、夫は心配して損したという表情を見せた
(パン屋さんの話は続く・・・)
季節の変わり目は、何を着たらいいのか悩んでしまう
日中は半袖でも、朝晩は涼しいので長袖を着たり、出かける時も一度玄関を出てから、やっぱり暑いとか寒いとか思って、家の中に戻って着替えることがある。
布団も難しい。
寝る時は寒くないと思っても、朝方に気温が低くなることがある。
だけど寝る時から布団を掛けると熱い
しかも更年期の火照りが出ているため、寝ている間に掛けているものを蹴飛ばし、かろうじてタオルケット1枚をかけて寝ていたりする。
朝方、寒いわ~と目が覚めることもあるし、ちゃんと掛けているときは、夫がそっと掛けてくれているらしい
今のところ風邪も引いていないが、私が元気でいられるのは夫のお陰という公算が高い
髪の毛が少し伸びてきたので、お風呂上りにバスタオルを使うようになった。
最近までは、フェイスタオルで頭をゴシゴシと拭いただけで十分
髪が伸びてきたし、夏が終わり、お風呂上りに自然乾燥させるには時間がかかるようになってきた。
これは風邪をひかないように早めに拭き取るようにしなければと思ったのだ。
バスタオルを使うと、一気に洗濯物が増えた気になってしまうが、こればかりは仕方ない。
病気になる前は、肩よりも長く伸ばしてがた、さすがに短いスタイルに慣れてしまうと、もう伸ばす気にはならない。
ただ襟足のぐるんぐるん が、ずっと伸ばしたらどうなるのかという興味はあるが
去年の今日が、初めて抗がん剤治療を受けた。
あれから一年、本当に一年が経ったんだなぁと思う
手術から一回目の抗がん剤治療のときは、ずっと夫がそばにいてくれたので、とても心強かった。
二回目の入院の時は、まだお腹の傷を心配してくれて、病院まで送ってくれ、退院のときには迎えに来てくれた。
三回目から「一人で行けるね。退院の時には迎えに行くから。」と
そうなると、あらっ?私、重病人じゃないのか・・・という気がしてきた。
回数を重ねると抗がん剤の副作用は強くなるかもしれないが、体に中に残っているかもしれない癌細胞は、確実に消えていき、私は元気になっていくんだ!そう思って過ごした。
体の治療も大事だが、それと同時に気持ちが落ち込まないようにすることも大切だと思った
私は、パンが好き。
抗がん剤の入院中、食欲が無い時や病院のご飯が食べたくない時、「パンを食べている」とよく書いている。
患者仲間と病院のご飯を止めて、院内の喫茶店で食事をしたときも私はパンだった。
これがその時のパン。
ちょっとした思い出
今日は、9月9日で救急の日だ
そういえば、昨日書いた 患者仲間は、救急の日に救急車に乗って運ばれたと言っていたような気がする
さらに今年は 09年09月09日で、100年に一度だったらしい。
覚えやすい記念日で、ちょっと羨ましいかも
こんなことをふざけて書けるのも、お互いに治療が終わって元気にしていられるから
先生や看護師さん、夫にも感謝