今回の温泉旅行は、季節的にはすでに紅葉も終わっていた。
日が落ちるのも早くて、近くを散歩していると真っ暗になってきた。
それでもみんなで温泉へ行くことが出来て、本当に楽しかった。
それにしても温泉の効果がすごい
今日もまだ顔がツルツルしている
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
昨日は、午後からのバスで温泉に向かい、ホテルの部屋についたら早速ケーキタイム
今回の4人の中で一番年長者の方が、「みんなにケーキをご馳走してあげるからね。」と持参してきてくれ、美味しく頂いた。
そのあとはホテル近くを散策して、お土産を売っているお店をのぞいたりしながら、夕食までの時間を過ごした。
夕食はバイキング。
それぞれ好きなものを好きなだけ、お腹いっぱい食べた。
お腹がちょっと落ち着いてから、大浴場へ向う。
私は目が悪く、お風呂に入る時はメガネをはずしているので、子宮頸がんの患者仲間が、「はい、ここは段差があるよ。」「そこは一段高いからね。」と露天風呂まで、声をかけてくれて連れていってくれた。
足元を見ながらトボトボ付いて行く私は、まるでおばあちゃん
温泉にゆっくり入り、たっぷりの汗をかいて、体がポカポカになって部屋に戻る。
あとは寝るまでおしゃべりタイム。
私は寝付きがよくて、しかもイビキをかく
今朝、みんなの話を聞くと、あまりよく眠れなかったらしい
やっぱりイビキをかいたかなぁ
今日も朝風呂に入ってから、朝食を摂り、身支度を整えてロビーへ降りる。
1階のお土産品を売っているところで買い物をして、もうチェックアウトの時間。
みんなは送迎バスに乗り、私は別方向なので路線バスに乗り駅へ向う。
同じ部屋でご飯を食べて、枕を並べて寝る、それは治療をしていた頃、病室で過ごすのと一緒。
でも、この小旅行は誰も副作用で苦しんでいないし、食欲もあって元気にご飯を食べて、楽しくおしゃべりをして過ごした。
治療が終わって良かった、そうしみじみ思った
妻は闘病中に病院で知り合った患者仲間と温泉旅行に行っています
もう治療中の人はおらず、みんなで全快祝いといったところでしょうか。
『ガン』 になると他人からは哀れみとも同情ともとれる複雑な表情で見られ、身内からは絶望、落胆、失意が入り交じった顔をされます。
しかし、今は医学も薬学も発達し、怖い病気には違いありませんが手術と治療によって完治することも可能です。
最近の妻は顔の血色も良くツヤツヤしており、手術前より肥えてちょっと丸々してきておりまして
哀れみの目を向けていた人は
「ありゃ 」
と拍子抜けしていることでしょう。
むしろ前より元気になった妻たちが温泉でワイワイやっているのですから、他のお客さんがビックリするくらい騒がしくしているかも知れません
そして、その一団が重い病から生還した仲間などと誰一人として想像すらできないことでしょう
(共に闘う夫)
冬になると、いつも手足が冷たかったのに、今年は割りと平気。
大阪に住んでいたせいもあって、冬でもあまり室温を高くしないので、じっとしていると寒いが、それでも以前よりマシになっている気がする。
もしかしたら更年期障害の火照りのせいなのかな?
ただ私はそうでも、夫はいつもと同じ感覚なので、注意をしなければいけない。
色んな意味で、夫婦の温度差は危険
寒い?平気?と聞きすぎるのも、うるさがられるので注意しよう