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入院中の思い出 scene 15 ~早朝の風景

入院中の思い出

前回の続きで、昼夜逆転してしまって眠れぬ日々を過ごしていたときのことです。

寝たきりの状態から少しマシになり、ベッドを出てトイレに行ったりするくらいには体力が回復したものの、まだまだ眠れない日は続いていました

睡眠導入剤を大量に投与しても深夜2時くらいに目を覚ましてしまい、それっきり眠ることができない日が多く、そんなときは何時間も外を見続けて朝になるのを待ったものです。

とにかく眠れず、夜が嫌で嫌で仕方なく、外が白々と明るくなってくると安心できました

いつも見ている住宅街の道路にはオレンジ色の街灯が並んでおり、たまに車が通ると
「こんなに早い(遅い)時間に車に乗ってどこに行くのだろう
などと考えたりする日々。

必ず3時くらいに明かりが灯り、車庫から乗用車が出ていく一軒家を見ながら
「3時、4時から始まる仕事ってなんだろう
などと、寝不足で回転の鈍くなった頭でいくら考えても答えなどみつかるはずはありません

季節は夏から秋、そして冬へと向かう頃でしたから日の出はどんどん遅くなり、暗くて長い夜を過ごさなければならないのは本当に苦痛でした

もう二度とあんな生活に戻りたくないものです。

いえ、戻るりませんよ、私は 

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春はまだ

少し温かい日が続いたので、もうすぐ春だと思っていたのですが、明朝の気温を確認するとマイナス10度で、日中の最高気温もプラスに届かない

信頼するウェザーニュースなので、本当にそれくらい寒いのでしょう。

徐々に気温が上がってくると思っていたので、がっかり

完全防備の冬仕様の服装から少しずつ春に向かって替えていこうと思っていたのですが、まだしばらくは冬のままにしておこうと思います。

北海道では3月から(1ヶ月遅れ)ヤマザキ 春のパンまつりがスタートしましたが、現実の春はまだ遠いようです

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