病名が横行結腸がんだと分かって手術すると決定した際、私と母が
「万が一のことがあっても誰にも知らせない」
「葬儀も私たち夫婦だけで」
と話し合っている横で、妻が目を白黒させながら事の推移を見守っていました
そりゃあそうでしょうね。
そんなことを平然と打ち合わせする親子はあまりいないでしょうから
故郷を去る際に、古い思い出の写真も父からプレゼントされた貴金属も必要なしと大胆に決断した母。
そのドライな性格の血を継いだ私
今回の件で礼服を調達する際、スーツ下取りセールが絶賛実施中だったんですけど、数年前にスーツを大胆に処分してしまったので下取りに出せるものがありませんでして。
仕方がないので妻の御尊父が着ていたモーニングを下取りにさせて頂きましたです
しかし、そこまで苦労したのに母は死に至ることもなく
このドタバタで消費してしまったエネルギーを返してください