CT検査前の悪夢

CT検査は昼ギリギリに終了したので、何とか定時に食事をすることができました

事前に造影剤のルートキープで血管に針を入れておくのですが、それをしに来た看護師さんが実にアレで

針を刺す前に自分の姿勢を整えるのにえらく時間がかかり、針を刺そうとしては止め、刺そうとしては止めを繰り返しているうちに鼻息まで荒くなってきました。

その緊張感がこちらにもビンビン伝わってきまして。
「だ、大丈夫ですか
「大丈夫です いきますっ
と刺したものの、目標としていた場所とは違ったようで針をグリグリ動かします。
「いてててっ」
「痛いですか ごめんなさい、もう少しです」
などと言いながら、かなり長いこと針を動かしていました

CTから帰ってきて針を抜いてもらうと、その箇所がぷっくりとはれていたんですよ、まったく

その看護師、午後から隣の爺さんの血管注射をしに来たんですけど、状況は同じようなもので。

隣のベッドから爺さんのうめき声が聞こえてきます。
「ううぅ、ううっ」
「痛いですか
「うがぁーーっ
「ごめんなさい、ごめんなさい、一度抜きますね」
「うおぉぉ、がぁあっ
「ああ、はれちゃった

・・・

はれちゃったじゃねぇってば。

看護師は悪びれもせず、
「てへっ」
と笑い声まで聞こえてきます。

「はれちゃったから、一度休憩して、また後できますね」
「あ゛あ゛ぁ

地獄です、悪夢です

もし採血があっても、私は彼女がするのを断固拒否させていただきますです。

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