知らされた日の16:30

医師からの説明を聞き終えて病室に向かう際、誰の手を借りる訳でもなく杖をつきながら自力で歩く母。

動揺してはいまいかと心配する私たちをよそに
「大事(おおごと)になったもんだねぇ」
などと他人事のように言います

病室に戻り、
「だいじょうぶ
と聞くと
「ぜーんぜん」
と言い、あっけらかんとしていまして

「この歳まで生きられたんだから、あした死にますよって言われてもハイそうですかっていう感じ」
なんだそうでございます。

母がドライな性格なのは知っていましたが、ここまでとは思っていませんでした

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