なんだか眠いんたパトラッシュ (©フランダースの犬)
と言う訳で、妻は鎮痛剤を飲んで眠っています
病気をしてからというもの、頭痛になる間隔も長くなり、症状も軽くなったのは不幸中の幸い、良い意味での副作用と喜んでいたのですが
これほど強烈な頭痛は久しぶりです。
間隔は長くなったようですが、症状は変わらないのかも知れません
(共に闘う夫)
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
妻も私も元気に過ごしている
妻は病気をする前より元気に、そしてたくましくなったかもしれない。
「元気があればなんでもできる」(©アントニオ猪木)
二人で毎日元気にお腹を空かせてモリモリと食べているが、年齢的なことを考えてみたりすると、いつまでも
「美味しい、美味しい」
などと脳天気にパクパク食べていて良いのかと言う疑問が頭をもたげ
数日前から晩御飯の米の量を減らすことにした。
物足りないかと少し心配したが、食べてみると問題なさそうだ。
ただし、私が減らされた量は 10グラムなのに対し、妻が 5グラムでしかない件について、この場を借りて問い詰めたい気分だ
(共に闘う夫)
明日も寒いと思われるが、仕事の用事があり、電車に乗って少し離れた町に行ってこなくてはならない。
いつもお世話になっている相手先なので菓子折りの一つでも持参すべきだろうと、妻にお使いを頼んでおいたのは昨日のこと。
帰宅した妻はやけに身軽で、菓子の包みがない
なんでも
「せっかくだから美味しいものを」
との切なる思いから、味見をするために単品で売られているものを2種類購入してきたのだという
私は甘いものが苦手なので味見をするのは主に妻だ。
どうも真剣に吟味しているようには思えないほど、とても幸せそうな顔をして菓子を頬張っている
食べ比べた結果を踏まえ、今日になって菓子折りを買ってきてくれたが、まんまと妻の策略にのせられてしまったような気がしてならない
(共に闘う夫)
夕方、妻はちょっとした買い物に出かけた。
雑誌一冊と食材が一品と、買うものも決まっているお使い程度だが、最近は一人で買い物に行くことが多くなってきた。
以前は行きたがらなかったのになかなかの進歩だ
そろそろ帰る頃かと思われる時間帯に突然の雨
タイミングからして店を出るに出られず困っているかもしれない。
徒歩 3分程度の場所なので傘を持って迎えに行くべきか確認すべく、携帯電話を呼び出すとなぜかキッチンからコール音とバイブ音
どうやら簡単な買い物なので持たずに出かけたらしい。
これでは連絡したくてもできないだろうと、ササッと散歩ルックに着替えて傘を持ち、家を出るとピタリと雨がやんだ
また降るかも知れないのでとりあえず迎えに行くことに。
店の前で立ち尽くしてると思ったが人影がない。
店内に入て見渡してみると、のんびりと買い物をしていたらしく悠々とレジに並んでいる
近づいてすぐそばに立ち、精算が終わるのを待っていたが、最後の最後まで気付かずにレシートなんぞを受け取っている。
とりあえず合流したが、トボトボと家路についたのは言うまでもない
(共に闘う夫)
昭和の匂いプンプンだが、タイトルは元キャンディーズのメンバー。
アデランスの CMソングに乗せて歌っていた若かかりし頃
いや、何を急に言い出すのかという話しだが、ヅラのメーカーであるフォンテーヌの CMを見ていたら『byアデランス』となっていたもので
その時は、そんな話しを聞いていなかった
で、調べてみると 1985年にアデランスに買収され、そのまま事業継続していたが、2009年11月16日に『レディス アデランス』とブランド統合してロゴマークも一新したとのことだ。
最初は買収されたが、ブランドとしてはフォンテーヌの方が強く、レディス アデランスを呑み込んだことになる
アデランスは経営がガタガタしているし、結果的にはこれで良かったのではないかと
(共に闘う夫)
患者仲間の一人が再発してしまった知らせを受けてションボリしたり、彼女のことを思って悲しんでいたりしていた妻だ。
しかし、冗談でも嫌味でもなく、その彼女には
「良かったね」
と言ってあげたい。
もちろん再発などしないに越したことはないに決まっているが、ガンになるのか、ならないのかと問われれば、残念ながらガンになってしまう体であることは証明済みだ。
だからこそ、こまめに検査を受けて異常がないか監視していた訳であり、そのおかげで “超” 早期発見につながり、すぐに治療も開始できる。
発見が遅れて命を落としてしまう人は多い。
それは本人にとって最悪のケースだろうし、家族や友人にとっても最も不幸なことだ。
もし患者仲間に何かあれば、妻の悲しみや心の痛みも千倍、いや、数万倍になってしまうことだろう。
だからこそ早く見つけてもらって良かったねと。
治療を受ければ治せるのだから良かったね。
医学も医療技術も向上した今で良かったね。
辛いだろうけど、頑張ればまた元気になれる環境なんだから本当に良かったね・・・と、心から言ってあげたい。
明日が手術だと聞いている。
とにかく無事に終了し、また患者仲間が集まって楽しい時間を過ごせる日が一日でも早く訪れることを切に願う。
(共に闘う夫)
妻は闘病中に病院で知り合った患者仲間と温泉旅行に行っています
もう治療中の人はおらず、みんなで全快祝いといったところでしょうか。
『ガン』 になると他人からは哀れみとも同情ともとれる複雑な表情で見られ、身内からは絶望、落胆、失意が入り交じった顔をされます。
しかし、今は医学も薬学も発達し、怖い病気には違いありませんが手術と治療によって完治することも可能です。
最近の妻は顔の血色も良くツヤツヤしており、手術前より肥えてちょっと丸々してきておりまして
哀れみの目を向けていた人は
「ありゃ 」
と拍子抜けしていることでしょう。
むしろ前より元気になった妻たちが温泉でワイワイやっているのですから、他のお客さんがビックリするくらい騒がしくしているかも知れません
そして、その一団が重い病から生還した仲間などと誰一人として想像すらできないことでしょう
(共に闘う夫)
妻の髪が~♪
肩まで伸びて~♪
僕と同じに~♪
なあった~ら~♪
(music : ©吉田拓郎)
・・・いや、私の髪は肩までないんだった
何となく頭に浮かんだだけで、妻の髪型が最近の吉田拓郎に似てるとか、
そういうことでは決してない
(共に闘う夫)