医療相談員さんから電話がありました。
やはり母は驚くような回復ぶりなのだそうで、もう室内であれば歩いて移動できるだろうとのことです
そして、来週からは病院から出て外を歩くリハビリを開始するとのことで、ついては外に出るための靴と服が必要と言われたのですが、それを用意するためだけのために長距離移動して帰省するのも徹底的に面倒なので、ここはやっぱり叔母に頼るしかないという訳で・・・
明日、叔母に電話して母に服を届けていただければ幸いですと、平にお願い致したいと存じます。
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
今日の午後、叔母から電話がありまして。
ダラダラと長話をしていましたが、結局は母親を今後はどうするのかということで
本人とも話をしているし、地域包括支援センターとも連絡をとって一人暮らしが可能か、それが無理なら施設をどうすべきか相談もしていると伝えたのですが、まだゴチャゴチャと言ってきます
母のことを心配してくれているのは分かっているのですが、年寄り特有のくどくどした言い方をされるとイライラしてきますし、『ハハキトク・・・』と大騒ぎされた記憶がよみがえって腹が立ってきたので、ついつい声を荒げて反論しつつ電話を切ってしまいました。
遠く離れた私達ができないこと、転院手続きや毎日の見舞いなどをしてくれているのも忘れ、勝手なことを言ってしまったと今になって反省したりしているところではありますが・・・
素直にお詫びの電話などできない私です
この帰省中、私も妻も体重が 1キロほど増えてしまいました
普段は悪天候でない限りは毎朝の散歩をかかさず、昼と夕方には室内でドタバタと運動し、朝は食パン1枚に具材を乗せたサンドイッチ、昼と夜は妻が作る一汁三菜プラスアルファ、それもカロリー低めの食事で過ごしています。
ところが帰省中は病院の往復を歩く程度、朝は前日に購入した菓子パンやカロリーの高い調理パン、昼はハンバーガーやらラーメンやらで、夜もコンビニ弁当、おまけに普段は滅多に食べないケーキなんぞも食べ、私は毎夜酒を飲んで寝ていましたから肥えて当然なんですけどね
その反動なのか、戻ってきてからはこってりしたものを食べたいと思わず、魚中心の食生活を送ったりしております。
基礎代謝量が子どもの半分になるお年頃の私達
いつになったら体重が戻ることでしょう
昨日も書きましたが、今度の病院に詰めている相談員さんにもお世話になっています。
市立病院から個人病院へと転院になり、特に何も知らされていなかったので少し不安だったのですが、個人病院にも地域医療福祉連携室の医療相談員という人がおり、前にお世話になっていた医療ソーシャルワーカーさんとの打ち合せも済み、地域包括支援センターとの連携も見事に引き継がれていました
今後は医療相談員さんと地域包括支援センターが連携して母が退院して家に帰れるまでのサポート、医師とも連携してリハビリのプログラムも考えてくれるのだそうです。
本当に助かります
介護保険制度のありがたさを本当に実感しますね
母は鬼のような回復力をみせておりまして
当初、もう一人暮らしはできないと医者からも宣告されましたが、病気はメキメキと良くなって治療の必要がなくなりましたし、すっかり弱っていた足の筋力も少しずつ取り戻しつつあり・・・
帰ってくる前日の 20日には一人でベッドから降り、歩行器につかまりながらではあるものの、病棟の端にあるトイレに行って来れるまでに回復していました。
病院の医療相談員さんと医師、看護師との協議によると、思ったよりも早い時期に家に帰れるのではないかと意見がまとまったそうで
もし、今回の一件以前のように動けるようになった場合、慌てて施設を探す必要はなくなります。
何だかんだと大騒ぎしましたが、ふりだしに戻った感じですね。
いったい、この一カ月は何だったんでしょう
昨日の
「ニシヤマさん」
を連呼する女性は今日も名を呼び続けていました。
しかし、後に
「好きだよ、一緒に暮らそう」
とは続かず、今日は
「一緒に頑張ろう」
とか
「それじゃあダメなんだら」
などと言っています
そして
「キクちゃんもね」
と、急に新たな登場人物が加わりました
そのキクちゃんなる人物が誰なのかはもちろん分かりません。
明日は午前中の高速バスで帰路に付きます。
もうお会いすることもないでしょうから、ニシヤマさんもキクちゃんに関しても謎を残したままになってしまうことでしょう
母と同室の患者さんは幻覚でも見ているのか、頻繁に
「ニシヤマさん」
と呼び掛けます。
あまりにもハッキリと声に出すので、最初は隣のベッドの人に話しかけているかと思っていたくらいなんですけど、それはどうやら過去の記憶がよみがえっているらしいんですよね。
初日は
「ニシヤマさん」
の後にゴニョゴニョと聞き取れない言葉を発していましたが、少しずつ言葉が鮮明になってきて今日は
「ニシヤマさん、一緒に暮らそう」
と言い出し、看護師さんも私たちも
「ニシヤマさんって誰なんでしょ」
と興味津々になってしまいました
しばらくすると
「ニシヤマさん好きだよ」
と言い始め、
「一緒に暮らそう」
と続くようになってきてたので次の展開がどうなるのかワクワクです。
ところが、次の瞬間
「こんなことじゃダメだよね・・・さようなら」
と、急転直下の展開になるではありませんか
看護師さんも
「あら~ダメっだったぁ~」
とガッカリしていました
しかし、その後も
「ニシヤマさん、好きだよ、一緒に暮らそう」
と連呼していたので諦めてはいないようです。
明日になれば何か違った展開になっているでしょうか
病院に行くのがちょっとだけ楽しみになってきました