妻が日に日に丸くなってきています
私は健康的で良いと思うのですが、本人は少しショックなようでして
ずっと細いまま体型を維持してきましたからね。
肥えてきた理由の第一は禁煙。
解毒のためにカロリーを消費する必要がなくなりました。
第二の理由は手術の傷が癒えたこと。
治癒するためにカロリーを消費する必要がなくなりました。
そこで余ったカロリーが体内に蓄積されているものと思われます。
単純には食べる量を減らせば良いと思うのですが、おやつに甘いものを食べるのは止めることができない妻です
(共に闘う夫)
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
辛い治療に耐えている人がいる
妻が病院で知り合った仲間もまだ治療を続けている。
しかし妻が病気に勝ったように、みんなにもきっと終わりの日が来る
事実、何人かは治療の終わりが見えてきたようだ
妻が以前に書いていたように、みんな揃っての温泉旅行が一日も早く実現すると良いのだが。
(共に闘う夫)
妻は今でも足の付け根にあるリンパ節に多少の痛みが残っている。
それはガン細胞が転移しているのが原因ではないかと怯えていた
2月13日に PET検査をして 2月19日の医師との面談で結果を聞くまで、恐怖心との闘いは続いた。
妻の病気仲間で現在も治療を続けている人は、もの凄く肛門が痛くて苦しみ、それはガンが原因ではないかと恐怖心にかられていた。
実際には違うことが判明したが、みんなそれぞれ恐怖心と闘っている。
仲良くなったみんなより、一足先に完治して治療を終えた妻だが、新たな恐怖心との闘いのはじまりでもある。
抗がん剤治療を受けている間はガン細胞を攻撃し続けているが、それを終えた今はガンを抑え込む手段がない。
これからは再発するのではないかという恐怖心との闘いだ。
しかしそれも仕方がない。
これから一生、上手に付き合っていくしかないだろう。
(共に闘う夫)
病との闘いが終わりを告げたことを知らされたのは 2月19日のことです。
つまり、ちょうど一週間前ということで、つい先週のこと。
「何もかも、みな懐かしい」 (©松本零士『宇宙戦艦ヤマト』)
なんだか遠い昔のように感じます
いえ、そんなに前のことであるはずはありません
でも、あれが一週間前のことだとは
ちょっと時間感覚が狂っているようです
(共に闘う夫)
妻の子宮体がんのステージ(病期)が IIIc だったことは以前に書いていますが、その他にもグレード (Grade) というものがあり、それは三段階に分かれているそうです。
Grade 1 (G1(高分化腺癌)) | 充実性増殖の占める割合が腺癌成分の5%以下であるもの。 腺は増殖しながら腺構造は保たれており、核分裂像は少ない。 |
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Grade 2 (G2(中分化腺癌)) | 充実性増殖の占める割合が腺癌成分の6~50%のもの。 あるいは充実性増殖の割合が5%以下でも細胞異型の著しく強いもの。 腺構造に乱れが生じ、中には腺腔が明らかでない増殖が混在する。 |
Grade 3 (G3(低分化腺癌)) | 充実性増殖の占める割合が腺癌成分の50%を超えるもの。 あるいは充実性増殖の割合が6~50%でも細胞異型の著しく強いもの。 腺腔構造がほとんど消失し、核分裂像が多くなる。 |
妻の場合はグレード1で、癌の中でも大人しい奴だったらしく。
これがグレード3みたいな暴れん坊だと、なかなか退治するのが厄介なのだと教えられました。
医師に
「グレードが1で良かったですね」
と言われましたし、
「もうちょっと早く来てたら手術だけで済んだのにね」
とも
深く反省しているのか、
「はい」
と、やけにしおらしくお返事する妻です
とにかく完治して治療が終わり、経過観察に入ることになりました。
(共に闘う夫)
妻が病院で友達になった人たちも闘っています
一月に手術を受け、その後の体調が思わしくなく不安に押しつぶされそうになっている人。
予定していた抗がん剤治療を終えたのに検査結果が思わしくなく、追加治療が必要になってしまった人。
追加治療のみならず再手術まで必要になった人。
メールなどで励ましあい、通院の際に病室を見舞って励ましあい、お互いに完治を願い、そして誓いあっています。
もし妻の検査結果が思わしくなくても大丈夫です
共に闘ってくれる仲間がいます。
そして私も共に闘います
いえ、大丈夫だと願っていますし、信じてもいるんですけどね。
(共に闘う夫)