『メンソール』を『めんそ~れ』と琉球風に言ってみたりする、とっても愉快な妻ですが
そんな時、決して大笑いしたり、激しいツッコミを入れてはいけません。
あまり攻めると妻はションボリしたり悲しそうな顔をしたりしますからね
こみ上げてくる笑いを必死にこらえるしかない私は、大晦日恒例のダウンタウンの特番ようです。
『絶対に笑ってはいけない 天然妻の棲む館24時』
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
2日に施設に行って母と新年の挨拶を交わしてきました。
おやつやら飲み物やらを補充し、室内を正月っぽい飾り付けにして少しだけ話をしまして
次に取り掛かったのは、あちらこちらに積まれているダンボールの空き箱整理です。
今でも月に何個かテレビ通販で購入した品物が届くので溜まるんですよ、空き箱が
年寄りの握力では解体が難しいのかとも思いましたけど、自分で箱を開けられるんだから底の部分も開きゃ畳めるはずなんですよね
「やらなきゃと思ってたんだけど」
などと母は言いますが、きっと面倒なので放っておいたに違いありません。
捨て場所が分からないため、束ねてひとまとめにしたダンボールを
「誠に申し訳ございませんが」
と職員さんに手渡しましたところ、通販で買いまくっていることを把握しているので
「はいはい」
と気軽に受け取ってもらえました
それにしても、母の通販はいつまで続くのでしょう
12月26日に好き嫌いがないと書きましたけど
実は私、幼いころからずっと牡蠣が食べられませんでした。
それは好き嫌いではなく、食べると体にプツプツと赤い発疹が出てかゆくなってたんですよ
まあ、いわゆるアレルギーってやつなんでしょうね。
ところが数年前、妻の親類との食事中にカキフライを勧められまして
アレルギーと言っても体を掻きむしるほどひどいものではないので、せっかくだからと食べてみたところ、体に何の変化もありません
しばらく牡蠣断ちをしているうちにアレルギー反応がでなくなっていたみたいです。
それでも、それから数年は加熱したものだけ食べて生牡蠣には手を出さないようにしてたんですけど、それも思い切って食べてみたところ体に異常は現れず
知らず識らずのうちに、私はアレルギーを克服していたようです。
でも、本当に自然治癒することってあるんでしょうかね
寒い時期には強い酒で体を温めるのがよろしいようで
私の場合、若い頃は日本酒を好んで飲んでおりまして。
30代から40代半ばまではジン。
それ以降、今に至るまでは焼酎を主に飲んでいます。
我が家の場合、妻と二人で海外ドラマを観て過ごす時間が多いんですけど
その中で登場人物がオフィスの机の引き出しなどから取り出して飲んだり、酒場で口にするのが琥珀色のバーボンというパターンが圧倒的なんですよね。
そこで、ちょっとバーボンなんか飲んでみようかと買ってきたのが写真の小さなJIMBEAMな訳でして
いきなり普通サイズのボトルを買うのもアレですし、アルコール 40度で焼酎の倍ってこともありますし。
まあ、以前に飲んでいたジンも 40度だったりするんですけどね
人間、歳を重ねるごとに経験値が増して達観し、おだやかな人柄になるものだと思っていました。
昔のお年寄りって落ち着いた人とか物静かな人が多かったように思うんですよね。
ところが母の暮らす施設には気の強い人が多いようでして
特にマージャンなんかすると、人間の本性というか人柄が如実に現れるものです。
婆さん雀士は健在で、今でも毎日のように卓を囲んでいるんですけど
そこには周りが閉口するほど文句の多い人がいるのだそうです。
「次は誰の番だ 」
だの
「早くツモれ」
「いつまでも考えていないで早く切れ」
と、うるさい彼女はかなり耳が遠く、通常の会話は聞こえていないのだとか。
それをいいことに言われた人は
「うるさい 」
とか
「だまれ いちいち言うな 」
などと、まるでケンカのような状況になるのが日常なのだそうで
母はそれを
「カッカッカ」
と笑い飛ばしながら話してくれました。
そう言う母も十人並み以上に気が強いので、一緒になってブーブー文句を言っているに違いありません
まあ、変にストレスを溜めるよりは言いたいことを言って発散させるほうがマシですが、もう米寿を過ぎたんですから滝に打たれて瞑想でもしたらどうかと。
そうすれば少しは達観できると思うんですけどね
柔軟剤を使った後は、すすぎ洗いしないということを結婚して妻に教えてもらうまで知りませんでした。
一人暮らしで自分で洗濯していた頃は、柔軟剤を入れてからも洗濯機を回し、ンゴ~、ンゴ~っとすすぎ洗いしてたんですよね
使用法を良く読めって話ですけど、そもそも『衣類のリンス』というキャッチコピーが悪いと思いません
最初にそれを使ったのが花王だかライオンだか知りませんけど。
髪を洗った後のリンス(現在はコンディショナー)は洗い流しますからね。
リンスって言われりゃ、すすぎたくなるのが人情ってもんじゃないでしょうか
とは言え、すすぎ洗いをしないのが本来の使い方だという事実は、大海原のような広い心で受け止めなければならないと考えているところでございます。
母の次回の通院は 4月27日で、手術をしたあの日から一年が経過します。
ほんと、早いものですね~
術後一年ということで、胃と大腸の内視鏡検査をしたらどうかと医者に言われたらしく
ある程度は体に負担がかかる検査ですから、付き添っていただいた看護師さんも医者も
「その時に体調さえ良ければ」
という前提条件付きで話してくださった上、さらに
「家族の了承が得られれば」
と言っているのに、相変わらず即決即断の母は
「受けます」
と答えたとのことです
まあ、本人が検査を受ける気まんまんなのですから私達としても特に反対意見などなく
胃カメラを挿入する際の気持ち悪さ、大腸検査前の下剤地獄を味わえば、次回からは受けたくないと言うでしょうね、きっと。
いえ、次の日には忘れてるかも知れませんけどね
12日が憂鬱なんですよねぇ~
その日の午前中、歯医者に行かなくちゃいけないんです。
12月に抜いた親知らずと密着しすぎて歯ブラシがとどかなかった奥歯が虫歯になっておりまして
その虫歯が当初の予想より進行しており、神経ギリギリまで広がっているとのこと。
兄ちゃん先生は
「こりゃ治療するとき痛いな」
などと言い、
「放っておいても痛くなるし、どっちにしても痛い思いしなきゃならんな」
と言い放ちます
そんなことを言われてニコニコしながら治療を受けになんか行けませんよね。
あ~あ、12日が憂鬱