ここ数日、過去にさかのぼって妻の治療で必要だった費用をまとめていた。
結果、手術だけで済めばこれくらい、1クール(3回)で終わればこれくらい、2クール(6回)で終わればこれくらい。
人それぞれ副作用の症状も異なるので少々乱暴な計算になってしまうが、妻と同じようであった場合、1クールと 2クールまでの差額が
317020円 ← 上位所得者
200020円 ← 一般
140620円 ← 低所得者
なので、これが 1クール(3回)の費用の目安であろうと思われる。
つまり、発見が遅れて更なる治療が必要になった場合、1クール追加になるたびに上記金額が加算されることになる訳だ。
経済的負担はもちろん、体力、精神力の他にも親、きょうだい、姉妹、息子、娘、さらには親戚を含めた家族が費やす労力や負担も考慮した場合、やはり早期発見に努めるべきだろう。
女性にとって、決して安易に受けられる検査ではない。
羞恥心、恐怖心、その他いろいろな感情がうずまくとともに、「自分に限って」 という妙であり根拠のない自信から、なかなか検査を受けることができないことも理解できる。
しかし、耳にタコができるほど聞かされている 『早期発見』。
すべての負担を軽減させる方法は、これ以外に有り得ない。
それが、この半年間に及ぶ闘病生活を見守って得られた教訓である。
(共に闘う夫)