妻の不正出血が一年以上も続いていたことが。
気にしつつも妻が病院に行かなかったことが。
いや、病院に行くように私がきつく言わなかったことが。
嫌がろうと無理に病院に連れて行かなかったことが。
・・・すべてのことが後悔となる
いくら後悔しても仕方がない。
結果を厳粛に受け止めるだけだ
(共に闘う夫)
妻が子宮体癌を発症し、夫が扁平上皮癌を発症してしまった夫婦の闘いの日々
妻の不正出血が一年以上も続いていたことが。
気にしつつも妻が病院に行かなかったことが。
いや、病院に行くように私がきつく言わなかったことが。
嫌がろうと無理に病院に連れて行かなかったことが。
・・・すべてのことが後悔となる
いくら後悔しても仕方がない。
結果を厳粛に受け止めるだけだ
(共に闘う夫)
ネットで色々と検索してみた。
子宮体がんは、50歳以上の人が多いとか、肥満・糖尿病・高血圧の人がなりやすいなど、どれも当てはまらないことばかりだ
唯一、当てはまるのは出産経験がないということ。
治療は、まずは手術するしかないようだ。
ただ、手術でしっかり取れたら治癒率は高そう。
やっぱり不正出血があったら早めに診察を受けること、となっている。
どの程度までほっておいても、大丈夫なんだろうか?
いや、ほっておいて大丈夫な訳はない・・・・。
今は不正出血があるだけで、どこも痛くないし、体はなんともない。
だから、末期ということはないよね?
ネットで調べてみても、自分の症状が分からない限り、参考になるようで、ならないものが多かった。
それでも何か自分にとって都合の良いことはないだろうかと、検索してしまう。
妻は自分が長く生きられないと錯覚してしまったようです
地元の祭りに行きたがるのも
「今年が最後かも知れない」
という意識からです
声を震わせて
「4段階目っていうことは 5年生存率は 5%なの」
と訴えてきます
一般的に 『5年生存率』 とは 「がんの治療開始から 5年後に、生存している人の割合」 とされ、平たく言えば 「5年後に生きていた人の割合」 と解釈できます。
そして、ネットで検索すると確かに辛い情報に行き当たります。
適切な治療を行った場合、子宮体がん患者の5年生存率は次の通りです
第1期 75~95%
第2期 50%
第3期 30%
第4期 5%未満□□□ 追記 □□□
その後、96年現在の新しい情報を入手
妻もこれと同じ情報を見てしまったのでしょう。
私もこれを見たときには目の前が暗くなりました
しかし、冷静に考えると妻が医師から告げられたのは 『細胞診検査結果』 で 5段階中の 4段階目ということであり、今はどの病期(ステージ)であるかの検査待ち状態にある訳です。
気が動転していることと、似たような用語でややこしいのが原因で混乱しています。
妻には極めて冷静かつ論理的に説明しましたが、実は自分自身にも言い聞かせていたりする私です
(共に闘う夫)