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台風にまつわる話

そろそろ台風シーズンも終りですね。

最近はたまに台風が北海道まで来たりしますけど、20年、30年前は5年に一度、いえ、10年に一度くらい来るか来ないかって感じでした。

それゆえに道産子は台風に対する警戒心が限りなくゼロに近いんですよね

そもそも北海道の住宅には雨戸すらありません。

そんな暴風雨に見舞われることも少なく、冬に雨戸なんか締めて凍ってしまったら溶けるまで外の明かりから遮断されてしまいますから

大阪に転勤し、初めて台風が直撃するかもってなった際、夕方4時くらいになると上司が
「そろそろ帰る準備をしてや」
と言い、社員が一斉に帰宅準備を始めるのを目の当たりにして
「小学生かっ
などと心の中でツッコミを入れたものです。

北海道に暮らしていて一斉に帰宅するなど小学生の集団下校くらいなもので、社会人になってからの経験はありません。

ところが、本州の台風っていうのは甘いものではないということを思い知らされました

台風が接近する前に帰宅しなければ電車は止まる、住んでいる家も心配、停電などに備えて食料などの準備も必要な訳で。

雨や風の強さに驚き、刻一刻と変化する気象状況を伝えるテレビ映像を固唾を飲んで見たりしていました

北海道に帰ってきてもうすぐ15年。

木々が倒れるほどの強風は2度くらいしかありません。

やはり今でも5年とか10年に一度くらいということですね

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