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55ミリメートル

毎朝定例の診察に行ってきました。

例のごとく、
「おかわりありませんか
「おかげさまで」
の会話でしたが、その後で三角定規のようなものを取り出し、
「口を開けてみてください」
と、言われたので大きく口を開けると、その定規のようなものを入れて
「まだまだ、まだ開きますよね」
と言われたので限界まで
「あ゛ーーー
と開けると、
「はい、イイですねぇ、55ミリです」
と言います。

何が良いのか分かりませんけど、とりあえず
「ありがとうございます」
と、お礼を言っておきました

もしかして、手術の際にどれだけ口が開くのか計測したのかも知れませんね

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静寂無論

話好きの御婦人が入院していた2、3日間は笑い声がありましたが、それ以外は本当に静かな病棟です。

妻が入院していた病室はとてもにぎやかで、本当に病人なのかと疑いたくなるほど明るく、朝から晩まで楽しくおしゃべりをして大笑いしたりしていました

笑いがNK細胞を活性化させて免疫を高めるというのは医学的に実証されつつあるそうですから、病人にとっては大切なことですね

しかし、この病棟にはその笑いが決定的に欠けています。

でも、考えてみると当然なんですよね。

ほぼ全員が口やアゴを手術しているので、しゃべることなんかできません

コロナ禍じゃなければ外部から売れない芸人でも呼ぶという手もあるのでしょうけど

いえ、売れない芸人のネタじゃ笑えないでしょうね

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検査入院生活十二日目 胃内視鏡検査

怒涛のような検査ラッシュも今日で最後です

この内視鏡検査で食道から胃、十二指腸の入口付近まで調べ、目視できるような腫瘍がなければ、どこにも転移していないということになります。

最後の最後に何か見つかったらどうしようという不安もなきしにもあらずですが

まあ、なるようになるでしょう

検査が終わるまで、そして終わっても麻酔が切れるまでは飲食禁止が続きます

麻酔が切れたらコンビニで何か買って思いっきり食べてやりましょうかね。

ラストの検査まで乗り切った自分へのご褒美に

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